茄子の揚げ煮・味噌バージョン

 今日は火曜日。ここのところ週の初め、月曜日と火曜日にはできるだけ禁酒をしております。もちろん飲む約束をしている場合には火曜・水曜日もしくは日曜・月曜という具合にスライドしますが。そんな今夜は、帰り掛けに見掛けた八百屋の店頭の茄子¥158(茨城産)が非常に魅力的。すぐさま頭の中でレシピを組み上げ、必要と思われる数日前に切れてしまっている生姜を忘れずに。
 第一候補は半月切りにスライスしたものを自家製味噌で炒めた茄子味噌炒め。玉ねぎやピーマンを合わせるのが定番ですね。
 次の候補は麻婆茄子。これも家では良く作りますし、悪くはありませんが今日の気分ではありませんでした。
 もう一つ頭の中で最後まで引っ掛かっていた有力な候補がありました。それがタイトルの茄子の揚げ煮・味噌バージョンです。茄子は油との相性が大変良いので揚げることでコクが生まれますね。最近の主婦の方はどうも手間を惜しんで少しでも手抜きをして美味しいものを求めようとする嫌いがありますが、そんなインチキが成り立つものではなく、手間は掛けたら掛けたなりに美味しくなるのが料理というものというのがワタクシのスタンスです。ここは暑いながらも油で素揚げしてから煮込んで参りましょう。

  • 縦半分に切った茄子に、包丁で厚みの半分を目標に斜めに切込みを入れて、90度角度を変えてもう一度包丁で切り込みを入れます。酢水を張ったボウルに長さ方向に二等分もしくは大きいものは3等分にします。
  • 油を熱して試しに一つ、水気を良く切ってから投入。すぐにジュワーッといっているようなら温度が高過ぎ、チマチマとした気泡が茄子の表面に纏わり付くようなら、もう少し油の温度が上がるまで待ってから少しずつ投入。今回は4本分だったのでかなりの量でしたが一編に入れないで、分けて入れた方が安全。バチッと跳ねるのが怖い人はキッチンペーパーで水分を良く拭いてから入れましょう。跳ねてから後悔するなら、面倒でもその方が安全です。
  • 素揚げで食べるものではないし、揚げ過ぎると油の吸い込みも良い食材なので、ほどほど揚がればOK。目安は中の方は透き通らなくても皮の付近は透明度があれば良しとしましょう。どうせ後で煮込みますので。
  • 別の鍋に胡麻油(適宜)を入れ刻んだ生姜とあまりものの玉ねぎざく切りを投入、ザッと炒め合せたら鶏がらスープ(市販のものでOK)2カップを加熱し、酒大さじ2、砂糖大さじ1、醤油(濃口、薄口があれば尚良し)大さじ1を入れ煮立ってきたら、好みの味噌を味を見ながら投入。今回はワタクシ自家製の味噌がやや辛口なので大さじ1.5入るか入らないか。しめじをバラバラにほぐして煮立ったところに被せるようにして投入し、火を弱めて5分ほど加熱。味を見て後は味を調整する。
  • 白髪ネギを載せ、七味をパラリと掛けると色味も良く、全体の味が引き締まる。

 オプションで好みのひき肉を入れて炒め合わせるとよりコクが出る。七味ではなく山椒にしてもまた違った風味が楽しめる。
 昨日買ったミニ三脚を使って撮影してみました。やはり手持ちよりもグッと安定性がアップして良いですね。上の写真では白髪ネギにピントが合っていましたので、お次は七味にピントを合わせてみました。

 ちなみに七味は長野・善光寺の門前にある八幡屋礒五郎のものです。こちらの七味はピリッとした辛味が特徴。ところで最近は料理の写真はたてに取ることが増えたのですが、今回はミニ三脚の使い方がまだ把握しきれていなかったので、横に撮ってしまいましたので、リサイズ&トリミングしてみました。

 やはりこちらの方がしっくりきます。こうして写真を撮ると自分で作った料理でもアラが見えたりで反省することしきりです。プロってヤッパリ凄いんですねえヽ(;´Д`)ノ。