3+3/the Isley Brothers

3+3
1. That Lady, Pts. 1 & 2
2. Don't Let Me Be Lonely Tonight
3. If You Were There
4. You Walk Your Way
5. Listen to the Music
6. What It Comes Down To
7. Sunshine (Go Away Today)
8. Summer Breeze
9. Highways of My Life
 現在まで長く活動を続けている驚異のバンド、アイズレーブラザーズの記念碑的なアルバム。何たって、Beatlesの"Twist & shout"でさえこの人たちのヒット曲のカバーなんだから全くその息の長さは驚くばかりです。

しかも、この“Twist And Shout”は彼らのオリジナルではなく、61年にトップ・ノーツというアトランティック所属のグループがフィル・スペクターとジェリー・ウェクスラーのプロデュースによって最初に歌った曲だった。しかし、この曲の作者バート・バーンズはスペクターの仕事ぶりを不満に思い、ウェクスラーに至っては(バーンズを)「わざわざ特等席に座らせて、曲の殺戮場面を見せつけるようなものだった」と回想している(マーク・リボウスキー著「フィル・スペクター 甦る伝説」:白夜書房・刊)。そこでバーンズみずからが制作に乗り出したのがアイズレーズ・ヴァージョンだったわけだが、これも彼らとポップ・フィールドとの関わり合いを示すエピソードだといえるだろう。アイズレーズはカヴァーであっても彼ら自身の色を出すことに長けていたのだ。   その始まりはコーラスグループと言うことでGreatest Hits & Rare Classics、こんな具合だったのですが、『3+3』では弟や従弟などをバックバンドに迎え入れ、ギターとドラムスにアーニー・アイズレーと言う人が居るんですが、このギターが凄いのです。もうドラムはつぼを押さえた叩き方と言うかそつなくまとめているんですが、ギターは「やりすぎなんじゃないの?」って位に弾きまくりです。というのも彼らの昔のバンドにはかの有名なJ・ヘンドリックスがいて彼がアーニーの師匠とも言うべき人だからなのでしょう。12歳の少年には刺激が強すぎますよね。ついでながら彼らのライブ盤Isleys Liveでのギターソロは元々キャロルキングの曲"It's too late"をカバーしたんですが、コッテリしていて物凄いソロが聴かれますね。 “It's Your Thing”以降、順調にヒットを飛ばしていた彼らは、73年に配給をブッダからCBSに変更。さらなる進撃を開始することになった。CBSでの第1弾シングルは“That Lady”。これはジミ直系といえるアーニーのギターをフィーチャーした、ロック色の強いダンス・ナンバーである。60年代半ば、12歳だったアーニーはアイズレー家に居候していたジミが弾くギターを食い入るように見つめながら育ったのだ。    それで、このアルバムでもカバー曲が多い(実に4曲!)なのですが、#5はドゥービーブラザーズの超有名曲ですね。#2はアップテンポの#1から一転こってりしたバラード。#3は某日本の有名バンドが元ネタにして同様な爽やか系の曲に仕立て上げたのは有名なエピソードですね。   引用記事は全てhttp://www.bounce.com/article/article.php/787/ALL/から引用させていただきました。