四国・九州ぶらり旅その2

 帰って来て、昨日は眠ったり、飲みに行ってお土産を渡したりとしていましたが、今日も久しぶりに音楽を聴きまくっております。特にRush。五枚ほど立て続けに聴いたりしています。昨日はちなみにマドンナを三枚ほど。三週間聴いていませんでしたからね。
 さて2/21、三日目。8881.0Kmスタート。膝と右足は痛みますが、何とか歩けないことも無くバイクでは右足は殆んど使わないので着々と準備をして荷物をまとめます。フロントの脇の食堂的なエリアで朝食を摂りながらフロントの人に道の情報と、四国までの行き方を尋ねます。かなり具体的な情報を仕入れて高いホテル代も納得しながら(無理矢理ね)、教えて貰ったとおり国道を目指す。通常は国道2号で行くのでしょうが43号を目指します。基本的には平行していますモンネ。前日の雨模様はとりあえず曇り空に(昨日の通天閣の写真参照)。
 兵庫県に入る頃には晴間も見えてきました。気持ちが良いです。三日目にして晴れですからね。尼崎から甲子園の蔦の実物を横目で見ながら芦屋に。芦屋と言うのは田園調布のように地域の名前かと思ってたら市の名前なんですね。芦屋のお嬢様も様々なんだろうなとアホなことを考えながら進むと、次第に六甲アイランドポートアイランドなどの標識が見えてきていつの間にか神戸の中心部へ。ノンストップで過ぎましたが別の機会にまた訪れてみたいですね。少し横浜の雰囲気に似ていると言われるニュアンスが分かりました。どこと無くおしゃれな感じが。少し空模様が曇ってきました。
 街を通り過ぎ、そろそろ分岐するポイントなので休憩を兼ねて地図で位置確認。と、丁度うまい具合にダイ○ーがあり、折り畳めるウォーターバッグを購入。\157也。チャリ〜ン。
 少しだけ曲がる道を間違えていたようなので軌道修正。ホテルの情報では名谷ICで乗り込むはずだったのだけれども、乗れないことが判明。標識に従って垂水ICから乗り込む。
 風がきつく長いトンネルを抜けると突風が。怖っ。
 しかしこの先の強風攻撃の序章でしかなかったのです。明石海峡大橋は突風吹きまくりで、《瀬浪》をソロソロとユックリ進めます。早く渡り切りたいし、スピード上げると吹き飛ばされそうだしと、ジレンマに陥りながらも何とか渡り切りました。丁度SAが有るので昼食を。関西で初のキツネうどん。まあ、SAの食事なのでコメントは止しときましょう。食事の後のショット。淡路島から渡って来た明石海峡大橋を。
 そこは、SAとICが併設されていて、降りまして28号線で淡路島を縦断。橋渡るだけで\1,800とは。トホホでやんす。
 途中温泉の看板に気が惹かれるも、四国上陸を目指すワタクシはストイックに走り続けます。それにしても淡路島って大きいのですね。
 ようやくもうすぐICと言うところで晴れてきました。淡路島南ICから鳴門北ICまで\900。人生初、四国上陸です。何だかチョッと感動しました。
 昨年の8月に教習を始めて12月に中免(普通自動二輪免許)を取って、1月半ばにバイクを購入。自分独りでこのような所まで来てしまいました。と感慨にふけりながら、海岸沿いに止め写メールを送る。
 鳴門市内に入り、昨日濡れてしまった衣類や、シュラフ用のシーツをコインランドリーにて乾燥させる。ついでにスーパーで食料の買出し。醤油、味噌、インスタントラーメンと全て四国のメーカーを選びました。魚がとても美味そうですが山の中でのキャンプの予定なので、フグの剥き身を買います。しかし実は中国産。残念。しかしこれが後に悲劇を引き起こすとは・・・。
 徳島市内をさっさと通り過ぎ、国道438号線へ。山を目指します。途中までとてもキレイでしたが、急に道が細くなり「これ本当に国道?」と疑いたくなるような山道で、上りきったらこれまたキレイな道が。少し進むとサンクスの看板も。何だか騙されたような気がしました。
 キャンプ場も無事に見つけすぐ近くに温泉も。いやしの湯http://ourtokushima.net/column/col35.phpまぁ、これが目当てでここを選んだんですけどね、正直。
 テントを張り今日は順調に事が進み、荷物をまとめていざ温泉へ。と、その前に、風呂上り用のビールをサンクスまでひとっ走りバイクで。
 しかし到着すると、酒は無く、タバコのみ。最初から看板に書いとけよな、と毒付きながら田舎の雑貨屋風の酒屋でラガーの350ml缶を2本。いよいよ温泉へ。
 夕方の仕事上がりに近くの方々で少し混み合いながらも、なかなか広い風呂は色々な浴槽があり、体を洗って外の露天風呂へ。少しぬるっとしたお湯は温度も丁度良くとても気持ちが良かったです。温まりやすいとの触れ込みでした。
 さて、あまり長居しても夕飯の準備もあるし日も落ちて来ているので早めに出ます。いざテントへ。
 と、そこで事件発生です。テントの中に食材を仕舞い込んで行ったのですが、運悪く魚のパックの入った袋をテントの外側近くに不注意にも置いてしまっていたのです。とそこに二匹の猫が。最初匂いを嗅いでいるのかと思っていたら、なんとテントに噛み付いているではありませんか!!風呂上りの汗も一気に引いて、冷や汗が。こちらの姿を見ても逃げません。追い払って、テントの中を確認するとフグのパックは無残にも噛み千切られ、テントも穴が開いてしまっています。外に出るとまた猫がやって来ているので悪態をツキながら腹に蹴りを入れ、追い払います。(動物愛護団体の攻撃は必至ですな。)
 急速に暗くなってきて焦りながらも焚き火の用意をします。ここは個人のキャンプ場で色々と規制があって地面では焚き火が出来ないとか面倒なんですが寒いから真ん中の広場で焚き火をさせてくれと言ったら何だかんだと言って有料の焚き火台を貸してくれました。しかし前日苦労した雨はここにも及んでいて燃やす木が湿っていてなかなか点きません。散々苦労するもついにギブアップ。MSRのドラゴンフライも燃料タンクの差込口のOリングが出発前にテストしたとき調子悪かったんですが、完全に交換が必要です。ツいていない時は続くものです。管理等に行き明かりの元でテーブルを借りようとすると、外の電気を点けるからそっちでやってくれとのこと。感じワルっ!何とか分解、交換しようやく調理開始。残ったフグのぶつ切りとカブ、ニンジン、大根で味噌味の鍋です。
 しかし焚き火が無いと寒いので、管理人に言って古新聞を貰いました。しばらくするうちにようやく点きました。でもその頃にはもう寝ようかと言う頃。いい加減にして寝ました。
 翌、24日。まだ朝もやの中起きました。東側は高い山に遮られているので8時過ぎまで日が差さないとの事で、焚き火を起こしお湯を沸かしコーヒーを飲みます。そうこうしている内に太陽が昇りました。