西日本バイクの旅〜城崎・舞鶴・敦賀・岡崎編〜

 4月4日、15567.0Kmから。もう書いていても、何日目か分からなくなってしまいます。元々カレンダーの感覚が弱いので。気比の浜でキャンプをし、前日の夕方から何となく湿っぽいなぁと思っていましたけれども、朝起きて、辺り一面ビッチョりです。テントも内側、外側を問わずビショビショ。木を集めて火を熾し日の出を待ちます。ずっと波は荒かったけれども、使い易いキャンプ場でした。て言うか、海水浴場にキチンとしたトイレと流しが付いているだけなんですが、これ位が良いんです。最近のキャンプ場と来たら、もうビックリですから。「電気使いますか〜?」とか普通に受付で聞かれたりします。炊飯器のレンタルまで有ったりもします。アホチャウカ?と心の中で突っ込んだりしていますけれど。
 それでも、日が照ってきて、撤収しながらテントを乾かしたりして、9時頃出発。いささか今日の行程を考えると遅かったです。それでも、城崎の温泉街にまた戻り、写真を撮り足湯に入り地図とニラメッコ。ドウイウルートガヨイノカ?
 キャンプをした気比の浜は兵庫県京都府の丁度際なので、久美浜経由で国道312号線で宮津へ。宮津と言うと地元の方は分かるでしょうが、そうでないと分からないものでしょう。天橋立と言うと誰でも分かるんですが、何となく京都の北にあるとしかイメージしていませんでした。アイニク、曇りでキレイに撮れなかったので写真は無しです。スビバセン。
 由良浜から国道178号線から175号線で舞鶴とれとれセンターへ。少し早いですが、昼食を。市場をのぞくと良い感じの刺身や海鮮焼き物セット等が売っていますが、肝心のご飯がどこに有るか分からず。食堂で刺身定食\850を注文して、直ぐにライスと味噌汁\300を発見!時すでに遅し、刺身は切ってあるのか速攻でやって来ました。それでも、甘くない醤油で安心して食べられます。九州もそうですが、島根の醤油も甘かった〜。
 もっと食べたかったけど、いささか満腹で国道27号線で小浜方面へ。東舞鶴を通ると何だか凄く良い感じの煉瓦造りの古い建築物が。海軍の名残なんでしょうか?改めてまた行って見たい街並みの東舞鶴でした。(と言っても軍国主義者ではないので悪しからず。)割と単調な27号線で、敦賀市に入りまた日本海さかな街と言う道の駅のような所に。ここは、今回一番スゴイ市場でした。何と言ってもその客引きと言うか、売りつけ方。語弊があるので名誉のために言い訳しておくと、強引ではないんですよ。他所に較べると、強い(同じか?)感じがしましたが、嫌味ではないですし、ましてや昔の風俗街の様に腕を取ったりもしません。
 ここで『焼き鯖の押し寿司』を購入。こちらが言わなくても、勝手に\1,200の所、\1,000で良いよ、と値引き。それにしても、賞味期限を聞くと「明日、一杯」とのこと。現時点で、14:00過ぎ。名古屋までの所要時間を聞いて、大体の目安をと言うと、一時間半位との事ですが、あくまでも高速での話し。コチラハコウソクツカエマセンT T)。それでも三時間ぐらいで名古屋ぐらいはOK!との話しをオジサンは聞いてきます。「もしダメなら、自分で食べたら…」と。ソレヂャオミヤゲニナランダロウ?
 時間に焦る割には、広い市場をブラブラと。壁面にズラリと。アップにするとこんな感じ。こんなお店が三軒位軒を連ねています。しかし、昼しっかり食べているのでさすがに入りませんでした。ここから国道8号線経由、365号線で関が原に。関が原からは国道21号線で大垣・岐阜と。岐阜はガソリン安い!\119で満タンに。激安ショップでしたが、激安でなくても\122ぐらい(東京は\125前後)
 今回このルートを通ったのは、大都市を避ける意味があったので、直線距離ならこんなルートより近いルートが有るとオモイマスデス。
 各務原(かかみがはら)犬山、土岐と全く聞いたこともない街を通過。瑞浪から山道を進み、豊田方面を目指しますが、どんどん日は暮れ焦るのですが、まだまだ遠い街の明かり。とうとう山の中の道で迷ってしまい、親切なオネーサンに道を聞いてようやく豊田に。梅坪のファミリーマートで、電話帳を見ながらホテルを確保。十件ぐらい掛けてようやく岡崎に見つかります。それにしても何で皆塞がっていたのでしょうね?
 その答えは、岡崎のホテルに着いて判りました。桜の祭りがあったのですね。凄い人通りで、それでも荷物を置き、夜の街へ。名古屋を避けたのは、吉と出るのか凶と出るのか?駅方面は匂わなかったので、市役所方面へ。まぁ、偶然だったのですが。一通りグルリと回って当りをつけて、いざ。京風のお店はハズレ。二件目、スゴイお店に出会いました。
グルリ回っている時に何となく惹かれていたのですが、酔っぱらいの中から大きな声が。一軒目を出ましたが、どうしても気になって、行って見ます。相変わらず、大きな声が。それでも意を決して。ガラリと開けるも、暗い廊下と、板で出来ている引き違い戸が。そこから声が聞こえるので、再びガラリと。オネーサンの眼差しが痛いようですが、気付かないふりして、よろしいですか?と聞きカウンターへ。酔っぱらいが「どうぞ、どうぞ」と。しばらく居ましたが呼んでいたタクシーが来てご帰還。もう一人の年配のオジサンと、お店の方としばし談笑。一見は基本的にお断りのこのお店、以前はお座敷のお店で、現在お店にしているカウンターは今で言うレストランのウェイティングバーみたいな位置付けだったらしく、それでもとても味のあるお店で、『千も登』さんです。。無理を言って撮影させて頂きました。この扉が一見さんをキッパリと分けているのであります。話していくうちに、後で言われましたが普通は一見さんはお断り、的に女将さんの判断で断られる事もあるそうなので、普段の行いが善かったのか?また行きたいと思う名店でした。