Permanent Waves/Rush part2
- Spirit of Radio
- Freewill
- Jacob's Ladder
- Entre Nous
- Different Strings
- Natural Science
前回に引き続き、『Permanent Waves』です。
#2は邦題『自由意志』となっていまして、まぁ割と直訳ですね。最初『Freewheel』だと勘違いして(Judas Priestの曲でFreewheel Burningと言う曲があります。に収録)、何で意思?と思っておりました。テンポの良い曲で、ライブでも格好良いです。Geddy Leeの驚異のハイ・トーンVo.も聴けます。ただ、変拍子になれているからこそ、ノレますが、友人に聴かせたら「普通のロックに較べて、一拍多いんだよね」との弁。
#3はインストかと思うほどイントロが長く、#2とうって変わって緩やかに始まり段々盛り上がっていく感じです。このリズムも一筋縄では行かないのです。タイトルは聖書の中の逸話に基づいているらしいです。確か、天にはしごを掛けようとしている愚かなJacob(ジェイコブ。ラテン語読みではヤコブ)の話でした。身の程を知りなさい、という教えでした。
#4はアナログ盤で言うB面1曲目。明るいイントロです。フランス語で(Rushはカナダ出身でフランス語も公用語ですからね)「私たちの間」とか言う意味らしいです。サビの部分では、『Just between us』というのがリフレインされています。
#5は落ち着いたムードの曲。チョッとブルースっぽいというか、ロッカバラードぽさも有りまして、AlexのG.もかなり泣きが入っています。
#6は、3つの曲を繋げて一つにしたような感じ。マニアの中でもつなげ方が強引過ぎる、とか(音質、エコーまで違っています)評価の分かれるところです。Queenのボヘミアン・ラプソディ(A Night at the Operaに収録)見たいに展開し、最後は波の音でエンディング。
『Tom Sawyer』収録の『Moving Pictures』もモチロン大好きですが、これも今回レヴィューを書くに当たって、改めて聴き直して又色々な発見も有り、更にお気に入りになりました。