東北の旅その2福島〜山形

樽平酒造

 8月11日、二日目。前日の好天とはうって変わって、曇り空での朝。それでもいつも通り5:00頃に目が覚める。ビール→日本酒→ビールのパターンが効いたのか、軽めに二日酔い気味で頭が痛いですが、何となく起きて、身支度を整え窓から見える小峰城まで散歩。駅を挟んで反対側で、旅館から約10分。当然時間がまだ早すぎるので、城内には入れないですが、それでも散歩をしている人が多くて、驚きます。軽く回って再び駅前のローソンに。軽く、朝食を摂り、宿に戻って荷物をまとめて、出発。20930.3kmから。
 市内から国道294号線会津若松方面へ。白河から国道4号線を越え一山越えた所で晴れて来ました。途中でふと滝に遭遇。『馬尾の滝』と言うそうで。この時すっかり勘違いしていたのですが、仕事で一気に行くなら近道ですが、途中の温泉に寄ろうとすると行き過ぎて戻って来なくてはなりません。それに気付いたのが、かなり進んで休憩で立ち寄ったセブンイレブンで地図を見ていて気が付き少し戻り山道を越えて会津若松市内に一旦入り、少し戻る感じに再び会津田島方面へ南下。少し戻るつもりでしたが、結構走りようやく目的の湯野上温泉峡へ。ここはツーリングマップルで河原の無料の露天風呂ということで野趣あふれるお風呂で、是非とも入ってみたいと思いました。少し分かり辛いところでしたが、テントを張っている人もいました。お湯は完全掛け流しで大変良かったのですが熱過ぎて、すぐ近くに滝のような流れがあるのに引き込みが無くって、温度調整が出来ないのが辛かったです。以前は引込み線があったようなんですが、泥で埋まっておりました。でも穴場中の穴場なので、また是非行ってキャンプをしてみたいと思わせるところでした。
 熱さを我慢して一っ風呂浴びて、再びバイクにまたがり、会津若松から喜多方市へ。以前仕事で何度か行ったことのある街で、居酒屋を経営していた方が、今はペットショップ(犬専門)を経営していて、久々の訪問です。なかなか豪快なオバちゃんと、尾藤イサオに似た旦那さんの2人でお店をやっていらしたんですが、趣味を生かしてのお店らしいです。しばし歓談し、山形・米沢市に行く話しをすると、有名なラーメン屋の話を教えてくれました。何でも辛味噌ラーメンが名物らしくて。かなりお昼近くだったのですが、一時間程で着くと言うことで。
 その昔、車で米沢へ向かう途中、タイミングベルトが切れ、ついに山形に行くことが適わなかったのですが、今回はその雪辱戦でもあります。
その切れた地点を過ぎ、本当に米沢市内までは順調、目印の消防署を探し、そこで再びオバちゃんに電話をして情報を得て、消防署員に道を聞きました。
 『龍上海』と言うそのお店は、行列の出来るお店らしいですが、カウンター14、5人程、テーブル三個(四人掛け)ぐらいでしょうか?
 作る量が多くって、一度に15人前ぐらい作っていますが、食べているのが少ない感じ。入ってすぐ注文を聞かれますが、まとめて作っているようで、捌ききれるのかこちらが心配しますが、チャンと回っているようで、あらかた配られて、それからカウンターに座りましたが、何とそこでもう最後の方のドンブリが来て『エ〜』と引きましたが予想に反して麺が伸びてはおりませんでした。味はまぁソコソコ。辛味が癖になる、と言われていましたが、ナカナカです。注文の殆んどもそれです。¥730。カウンターで目の前にオバちゃんで写真はハバカられまして。きっとネット上で有名なんだろうと諦めました。
 汗を拭き拭き食べ終えて、市役所の近くの公園で日陰の芝生でゴロリと昼寝。寝たところで草刈の作業員がやって来まして、すぐ近くに車を止め、エンジン付きの草刈機で草を刈り始めまして、それでも何となく意識は薄れ・・・。
 暫らく寝てスッキリしたところで出発。14:00を過ぎて、陽はまだ高いですが、今日の目的地はまだ遠いので、少々端折りながら。山形市内は避けて、国道287号線で長井、白鷹、朝日、寒河江最上川に沿って北上。道の駅の『おおえ』というところで、今夜の予定地のキャンプ場に電話を入れます。近くにはスーパーもないということなので道すがら店を探し、飛び込んで酒類を購入、レジ前には枝豆一束・1kg¥180と¥100とがあり、オネーチャンに聞いてみると¥100の方が一日前に入荷した物だと言うことで。¥180の方を選びました。
 月山の麓、志津という所に『山形県志津野営場』があり、今夜はそこに泊まることにします。バイク・自動車は入り口で置いてこなくてはなりません。二つのサイトが有り、整備されているほうがテント一張り、¥1,000、奥まっているよりワイルドな方が¥500/一張り。モチロンこちらにします。先客は無し。テントを張り始めると自転車に乗って2人組みの外国人がやって来ました。テントを張りながら話し、ニュージーランドからやって来たそうです。陽が落ちる前にテントも張り終わり、水の音がするので見に行くとこじんまりとした滝があり、川が流れておりまして。ビールの缶を開け飲みながら、枝豆を茹でます。『だだちゃ豆』と言うのが有名ですが、コレはなんと言う豆かは不明。茹で上がった豆をつまみながら更に茹でます。鍋が小さいので二回に分けて茹で、それを持って彼らと話しをしながらビールを飲みます。枝豆を見せると知っていたらしく、豆腐の原料でしょう?と夕飯のスープの中には豆腐が入っております。冗談のような名前でしたが、クリントンとローリーという2人で、夕飯は作り始めていますが、テントはまだ。他人事ながら気になります。彼らを滝に連れて行き、見せると辺りに生えていたフキを説明。食べられるんだよ、と言って食べてみる?と聞くとうなずく二人。皮を剥いて水にさらしアクを抜いて炒め煮にしてみましたが、大きくて硬かったので、作り直し。テントの近くに生えていた小さいフキを取って再度チャレンジ。今度は上手く出来ました。
 彼らは豆腐と、青梗菜、ピーマンの入ったスープを飲み始め、それだけじゃ足りないでしょ?とツッコミを入れると鍋に湯を沸かして、ソバを茹で始めました。味付けは?と見ていると湯を切って醤油とマヨネーズです。キモー。こちらもお腹が空いてきて、自分の夕食を作ります。持って来ていたレトルトの親子丼とライスで、コレは春に兵庫県業務スーパーで購入したものです。
 食べ終えると一気に眠くなり寝てしまいました。
 翌朝起きると2人はまだ寝ていました。ソッと歯を磨き、キャンプ場の近くを散歩。ここのキャンプ場に来る途中オートキャンプ場も有りましたが、こちらは混雑もしていなくて静かで本当に良い所でした。