東北へ秋を探しにその6〜鳴子温泉・帰京編〜

 厳美渓の土産物屋で次なる目的地『鳴子温泉』への裏道を聞き、断片的に脳に刻み込みながら、教わった道を辿ります。その基本となる道は、国道ではなく、広域農道で地元の方ならではの細かいポイントがあり、なかなか面白い物でした。
 辿り着いた、最終的な国道では、目的地に近づくに従い交通量も増え自動車は列を成していますが、コチラはどこ吹く風。
 到着した、鳴子温泉はなかなかの味わい。源泉のほど近くにある共同浴場『滝の湯』\150。硫黄泉の感じで、まずは外からチェックしたが、よく分かりません。ここから、内部に流れ込んでいます。入ってみると、思ったよりもクセを感じさせず、ひたすら気持ちが良い!です。石鹸は使えないのは、那須・鹿の湯元湯、青森・酸ヶ湯温泉同様。泡が立たないものの、要所は洗い流して、たっぷりの掛け流しの湯でサッパリ。これで、もう今回の旅のテーマは残す所あと一つ。美味しい蕎麦を食べることです。
 そうは言っても、何の当てもないままとりあえず仙台方面に向かい走り始めます。何となく走っているうちに期待通り手打ち蕎麦のノボリを発見!辿って行くと確かにそこにありました。とは言え、かなり道から入り込み遠かったです。
 こんな所に、という場所におよそ想像もしない外観の蕎麦屋。『もみじ野』さんというお店です店内はピークを過ぎたものの、8割ほどの入り。テラスの席で、相席ながら頂きます。ツユが僅かに辛みが強いのですが、旨みは充分。麺の香りが幾分弱いか。それでもなかなかの出来で、満足。ここで13:40。これから先帰ることを考えると気が重くなります。
 それでも、仙台から先、安いGSを思い出しながら給油。国道4号線東北道を交互に使いながら、無事に帰り着いたのは午後9時に差し掛かろうというところ。
 それでも、今年最後の東北行きは、大満足の結果となりました。