熊本から、愛しの長崎へ

Uさん宅のお味噌汁。

 ポカポカと温まった身体で(温まりすぎて茹で上がりそうになった方もいましたが・・・^^)、Uさんのうちに帰ると、もはやビールどころではなく、そのままお休み。翌朝までグッスリ眠りに就きました。
 何となくいつもの起床時間に目が覚めますが、よそ様のお宅ですからジッと静かに布団の中で過ごします。それでも明るくなって来る頃にはUさんも起きてストーブを点火。外の庭を眺めると、霜柱が。それでも前日よりも寒くはないといっていましたが。
 奥さんも起き出して朝食の準備をしていますが、ウッドデッキに昨晩の角型の七輪が置いてあるので、Uさんを誘って昨日焼き残した食材を焼くことに。我ながらここ熊本にまで来て朝から七輪で干物を焼くことに嬉々としているのには、呆れます。好きなんだから仕方がありません。Uさん、お付き合い頂きありがとうございました。炭はというと、地場産のものらしく、コピーも熊本弁です(笑)それにしてもはぜたりもせず、良い炭なのにお値段もバカ高くなく、羨ましい限りです。二つ持って叩き合わせてみると、備長炭のような音がします。
 炊き立てのご飯、美味しいお味噌汁、炭火で焼いた長崎産の鯵のミリン干。贅沢な朝食を楽しみ、外も暖かくなって来ていることを期待しながら、出発。長崎に向かう有明フェリーの発着地、長洲を目指します。素直に行くと混雑すると言うことで、近道を教えてもらいますが判りづらそうだからと、途中まで誘導して頂いて、すんなり長洲港へ。そもそもUさんに出会ったのはここでした。
 すぐにフェリーに乗船、晴天のもと45分の船旅。あっという間です。
 到着後、雲仙を取り巻くように走る雲仙グリーンロードを教わった通りに辿り着きます。普通の国道では渋滞しがちな片側一車線なのですから。
 いつ見ても綺麗な景色に感動しながら、長崎市内に入って行きます。何度か走っているのでもうおおよそ判ってきました。すんなり駅近くのYHに到着。しかし、お馴染みになった宿のお上さんは、あいにく一杯だとの返事。まぁそれでも顔を見て挨拶をしに来たんで、と。もう一軒長崎市にはYHがあり、そちらを紹介してもらうのが目的でしたし。ツーリングマップルにはもう一軒は載っていません。チャンと毎年出すのであればそこら辺もフォローしてもらいたいものです。
 さて、もう一軒は浦上天主堂の近くにあると言うことで、長崎には何度か来ている割には市内観光をしていないワタクシにとっては未知の地域。それでもバイクで10分も掛からず、到着。16:00からのチェックインなのでその辺りでぶらぶらと散策。浦上天主堂に早速行きます。原爆の爆心地のすぐ近くだったらしく、再建されているそうです。平和祈念公園、爆心地と歩いて周り、ようやくチェックイン。大きな建物で、新しくはないですがなかなか小ざっぱりとしていて良い感じ。部屋の窓を開けると先程の浦上天主堂が目の前です。ベッドの用意を済ませると、風呂に入り夜の街へ出掛ける用意をします。久し振りの長崎の夜です。