The Mind is a terrible thing to taste/Ministry

Mind Is a Terrible Thing to TasteTechno・Industrial music・Thrash metal

  1. Thieves
  2. Burning Inside
  3. Never Believe
  4. Cannibal Song
  5. Breathe
  6. So What
  7. Test
  8. Faith Collapsing
  9. Dream Song

 ちょうどこの頃は過渡期的な時期で、初期のファンは『EBMらしくない』(Electronic Body Musicの略。詳しくはコチラ)と評価するでしょうし、HR/HM的なアプローチからするとリズムマシーンにDs.を任せるとは何事か!とお叱りを受けるでしょうし。とするとTechnoの中でもHR/HMの影響を受けているサイバー的なパンクとも言えるのでは?と言葉遊びに過ぎないような戯言ですが、要するに電子楽器をメインに、もしくは同等にそれに同期させて演奏する音楽とでも言いましょうか。
 それはともかく、最近の作品に比べるといささか軽い音調ですがこの頃から既にスタイルは固まって来ていて、"Thieves"、"Burning Inside"、"So What"あたりは今でも重要な曲でしょう。ヒネリというか転調は少ないものの(言い換えると規則正しいリズムの反復なので、そこがIndustrial music:工業的音楽、工場などでの機械の規則正しいリズムを刻む様子を彷彿させる音楽)、次第にダラけてしまっていたMTVを中心とするHR/HMに嫌気がさしていたワタクシにはとても新鮮で、これぞと思ったのが、『Psalm 69』Ministry - Psalm 69でしたが、それを紹介してくれたのが、Songs From Cool World『Cool World』という映画のサントラでした。ですから、今日ご紹介の『The Mind is a terrible thing to taste』は完全に遡って聴いたのですが、今でも全く古臭さの微塵もない名作に仕上がっております。
『So what』Live versionかつ、リズム隊は人間で打ち込みではありません。しかしVo.にエフェクトが掛けられているので怪しさ満点。全ての人にはお勧めできません^^。悪しからず。