東北二周目〜不老不死伝説はイカに〜

イカのワタ味噌焼き

 名物のイカをスーパーで2ハイ購入、一つは捌いて普通に炭火で炙り、ショウガ醤油で、もう一つは二つ分のワタを使って味噌焼きにして、その晩は終了。
 明けて8月15日。もうこのぐらい旅を続けてくると日にちは数字だけで意味を成していません。朝、水を汲みに行き、帰って来ると犬を連れて浜を散歩していたオジサンが話し掛けてきて、暫らく話していきました。聞くと秋田から来て隣町の温泉に保養で来ているらしいのですが、散々鯵ヶ沢の寂れ方、この浜の人気(ひとけ)のなさを批判しており、こちらの気持ちもトーンダウン。そういうのを好むヒトもいると言う事が判らないんでしょうかね?
 34472.5Kmからのスタート。鯵ヶ沢の町を抜けて海沿いの国道101号線を南下、深浦というところでは大勢の人がテントを張りキャンプを楽しんでいました。近くにはお店は無いんですけど過ごしやすそうなロケーション(昨晩のキャンプ地は刺したりはしないものの変な虫が多かった)。
 冬の強風に晒されるのか海側から内陸側に曲がった松が多いのが印象的で暫らく走り、『黄金崎不老不死温泉』に到着。宿泊施設もある大きな温泉でした。海に面して冬の波の荒いときには入れなくなるというその温泉、少し前に志村けんが来てTVで放映されていて面白そうだと思って見ておりました。館内で身体を洗い流してから露天風呂へ。お湯は赤茶色で、鉄臭いものでした。お湯は温度も丁度良く、朝から海を眺めて贅沢なものです。もう海と隣接し、温泉に入りながら海にも入る子供もいて、露天は混浴のと女性専用とあり、女性でも安心して入れます。
 泉質:ナトリウム−塩化物泉
 いつまでも浸かっていたい気がしましたが、まだ旅も折り返し。後ろ髪を引かれる気持ちで後にして、白神山地を抜け秋田・能代に向かいました。