東北二周目〜秋田・日本壹の夜〜

店内

 大田和彦氏の著作で知った秋田駅近くの『日本壹』昨年も訪れましたが、秋田を含む東北を旅していて通り過ぎるには余りに忍びないので、秋田市内に一泊しまして、偶然発見した旅館は、コインランドリーも付いていて一挙両得。わざわざ立ち寄らなくて済みました。
 洗濯してきれいになった服・タオルを部屋に吊るしていざ夕暮れ迫る秋田の街へ。というのも手持ちの軍資金が少し足りなさそうでしたので。少し先にある郵便局まで下ろしに行きました。少し街を歩きながらも面白そうなお店を幾つか発見。一度来て好印象を持っている街なので、多少の贔屓目があるのでしょうけど。
 いよいよ『日本壹』へ。まだ口開けに近くてカウンターに先客が二人、お座敷に数組。カウンターに陣取り、まずはビンビールとお得なセットで。お通しはモズク、ごわごわしたタイプではなくて細かいタイプ。サッパリして良いですね。帆立貝の貝殻にウニとサザエを合わせた焼き物。ウニは生のもので塩ウニではありませんでした。6・7切れとサザエ5・6枚で出し汁で味付けされていました。お刺身は海老、イカ、平目の三点盛り。食用の菊が彩を添えています。昼の男鹿のお店のものとは比べ物になりません。イカも甘くて、ビールからお酒に変えなくてはなりませんね^^。
 銀だらの照り焼き。後から来たお客さんはサンマの塩焼きになっていて、ソッチのほうが良かったかなぁ。それでも小さい頃よく食べていた魚で、久しぶりに食べて北のほうに来ているんだなぁと実感。ここまでビール(生が設定されていますが交渉の結果ワタクシは中瓶)、料理4品で¥1,700、絶対のお薦めです。これで一通りですが、お酒を頼んでいるので、アジのたたき¥400を追加。
基本の料理と言うことで鳥の唐揚げも。秋田には比内地鶏がありますからね。これは比内ではありませんが地鶏でした。(比内地鶏は生産量が少ないのに流通量が上回っていると言われる迷ブランドですからね)と今書きながら(写真をチェックしていたら、比内地鶏のは¥700でメニューにありました。どちらを食べてんだろう?)記憶では地鶏唐揚げ¥4・500ぐらいだったかと。しっかりした噛み応えで、納得の逸品。青唐も添えてレモンも輪切りが分厚いです。一人なので心おきなく掛けて堪能しました。そろそろお腹は一杯でそれでもお酒が残っているので自家製塩辛を頼んでおしまい。去年来たときも居たおねぇさんは忙しい中親切に対応して下さり、市場も休みで品物が揃わないことを、恐縮していらっしゃいましたが大満足の内容。お酒(一合は無い8勺徳利で¥280)4本と上記の品々で約¥4,000。
 まだもう少し飲みたいワタクシはブラブラと周り宿近くの居酒屋で焼酎(ボトルを渡され、飲み放題)何か少し貰い、お客さんのお土産だと言うコロッケをつまんで、隣になったおじさんと意気投合楽しい夜となりました。