東北二周目〜玉川温泉から霧の八幡平を抜けて〜

玉川温泉 大墳

 明けて8月16日、曇り空。結構飲んだ割には気持ち悪さも無く普通に目覚めました。昨晩、宿に帰りロビーにあるマッサージチェア(無料)に掛けてマッサージをしていたら、半分眠ってしまい親父さんにやんわり起こされまして、それが気持ち良かったものですから、もう一度朝座ろうと階下に下りました。改めて見るとFamilyというメーカーのものでなかなか立派なものです。それに対峙するようにプラズマTVが置いてあり、マッサージチェアの後ろにはPCも使えるように置いてあります。一体ココはなんなんだぁ?と思うぐらい数日野外でテント生活をしてきた身には久し振りの文明的生活。当Blogをチェックし、コメントを返して皆さんのも軽くチェック。再び部屋に戻って荷物をまとめてイザ出発。34687.7Km。
 天気予報を見ると余り今日は芳しくない天気。秋田は雨が降る予報、岩手は晴れ、山形方面も悪くはありません。しかし昨年山形は回りましたし、田沢湖の奥に位置する玉川温泉を抜けて八幡平というのは絶好のコースらしいので、どうしても行きたいところです。天気に悩みながらもやはり田沢湖方面に行きました。昨年は田沢湖の北の乳頭温泉郷に行きましたが、山あいにあるせいか天気の移り変わりが激しい印象で、数時間で快晴〜土砂降りになった経験があります。今回も国道13号線から341号線経由で田沢湖方面に向かうに従い真っ黒な雨雲が増えてきました。ポツリポツリと来ましたけれどもそれほど強くならずに玉川温泉に到着。結構な距離がありました。(バイクはよそ様の物、習志野ナンバーでした)TVでもよく見ますし、知り合いにもファンの多い温泉です。
 源泉は強酸性(PH1.2)で温度は98℃だそうで迫力があります。またここはアチコチから温泉のガスが噴出しそのガスに触れているだけで温泉に入った効果があると言われている天然の岩盤浴になっているそうで、周囲のアチコチに人が転がっています。そこらじゅうが温かいのです。ワタクシは実際に湯船に入るお風呂に入ってみることにしました。¥600の入浴料にたじろぐ人も居るほど、皆さんアチコチの温泉に行ってらっしゃり(実際東北では¥600は高い方)、岩盤浴だけする人もかなり多いようです。しかし天下の名湯ですぞ、ここは。¥600を払って味のあるお風呂に入ってまいりました。内部はかなり広く様々なお風呂に分かれていて、源泉を50%に薄めたものから100%のものまで濃さ別、打たせ湯、寝湯、更には飲泉があり収容は50人近くは余裕で入れるんじゃないでしょうか?100%のは結構肌に来そうな感じなので、50%から入ります。それでもそう刺激的ではなく、色々試しまして最後は100%。少しぬるめで(通常の温度では刺激が強すぎるらしいです)、いつまでも入っていたい良い感じのお湯でした。飲む温泉は水で3倍にして飲むのですがしょっぱいのと酸っぱいので美味しいものではありませんでした。
 トータルではスッカリ満足、汗を流してサッパリ八幡平に向けて出発し、景色を眺めて、最高!と行きたかったのですけれども物凄い霧で全く見えず、車のテールランプが15mほど離れると見えないぐらいの濃さ。降りるのに必死でした。