忘れられたお茶

tominxanadu2007-09-21

 毎朝の通勤のバスの中でのこと。
 毎朝のことですから、乗り合わせる顔ぶれもほぼ同じ。ワタクシもおおよそ空いていれば決まったような席に陣取りますが、その人もほぼ毎日同じワタクシの前に陣取ります。
 しかし、その日は少し遅れて混雑状態。いつもは前に座る方の横に着席。いつも見ている顔ぶれとは言え、特に話したりはしないのが通勤の間というものでしょう。ワタクシの降りる3つほど前にその方は降ります。立ち上がって、降りるその人の後に、こんなものが。ペットボトル入りのお茶です。気が付きましたが、その人は既に降りてしまって。バス停は、赤信号の直ぐ目の前で停車。そこにはまだその人がいますが、『お〜い、お茶』って窓を開けて投げ渡すわけにも行かず。悶々としながらバスを降りました。後から来た人はきっとワタクシが忘れたと思っているんだろうなぁ、と思いながら。