大宮・南銀にて

南銀・力(りき)

 10年近く前のことですが、埼玉県志木市に住んでいたことがあります。なので、東武東上線には馴染みが深く、大宮、浦和辺りも仕事の関係で知らないことは無いのですが、車での移動が多くて、志木に住んではいても大宮で飲んだことはなかったのです。実際、東上線で20分そこそこで池袋に行けるのですから、大宮で飲もうなんて酔狂な方は殆んど居ないのでしょう。
 そんな大宮に飲む為だけに、仕事上がりにノコノコ出掛けました。もちろん、何かキッカケが無ければ踏ん切りがつかないのですが、そこは楽笑さんからのお誘いがあったからこその実現の運びとなりました。
 大宮駅西口の近代的な趣きに較べて少し前時代的な東口の雰囲気。ワタクシのような者には堪りません。駅のまさに真ん前にある『いづみや』さんに行こうというのが今回の趣旨なのですが、錦糸町秋葉原京浜東北線経由〜大宮というルートで到着したのが18:30頃。集合が19:30だったので初めての南銀をブラつくことにしました。
 電車で来るときも窓の外をズーっと眺めて来たのですが、沿線の駅前にはなかなか興味をそそられるお店が数多く、侮れないなと思ってきたのです。そのパワーが爆発したのが大宮というわけなのか、南銀という街はほぼ東京と同じような規模の歓楽街となっております。流石に埼玉県の一番の都市ですね。ヒョッとすると錦糸町よりも大きい気がしました。
 そんなメインストリートから無数の横丁に飛び込みあっちへ行きこっちへ戻りと、そそられるお店の数々。後に控えている飲み会で潰れる訳にはいきませんので(帰れなくなっちゃうので)、グッと堪えました。それにしても一巡りして東松山系統のもつやき・みそだれのお店が数多く見受けられました。東松山は『にこけん』でも取り上げたい町なのです。一番上の『力』(りき)というお店もそちらに本店があるようです。
 立ち飲み屋さんもいい風情です。また看板によれば比較的値段が安めに感じられました。こりゃ何が何でも又来なくちゃ、と思うような街です。
 さて、飲み会自体は楽笑さんの記事をご覧になって頂くとして、やはり気の合う仲間でワイワイ飲むのはイイですね。初めて会う淑女方とも、やはりお酒という共通のキーワードで盛り上がりました。その証拠に、先程ブラついていた時に、行って見たいと思っていたその名も『南銀』という居酒屋さんに二次会に雪崩れ込むことに誰も異を唱えなかったのです。全員がホッピーを頂きます。ココは楽笑さんの好きな3冷(ホッピー冷え、グラス冷え、焼酎冷え)までとは行きませんが、氷無しなので時間が経つとともに薄まると言う危険性はありません。
 そうこうする内に、終電の時間が来まして大慌てのうちに散会。楽笑さんお招き頂き有難う御座いましたm(_ _)m