練馬へ遠征

『ふじよし』にて

 今週はどういう風の吹き回しか、今までにあまり訪れたことのない街で飲むことが多く、月曜は神田で一人酒火曜は渋谷でボサノバ、そして昨日の休日、木曜日は先週に引き続き元さんと飲みに行く約束をしていました。
 本当なら月曜は、『にこけん』の普及を図るべく、ショットバーで知り合った若い方々と北千住で、水曜は会社での懇親会という名の飲み会を新小岩で、そして元さんとは、下町での約束をしていたのですが、どこでどう転ぶか判らないものですね、それぞれ、参加予定者が熱を出したり、急遽出張が決まって懇親会を延期したり。元さんは休日にもかかわらず、お仕事なのでワタクシが練馬に出向くことになりました。チョッと遠く思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際には両国から都営大江戸線で一本、わずかに40分ほどで辿り着けるのです。便利になったものです。
 夕方六時の待ち合わせで、西武線練馬駅に行きます。以前勤めていた会社の関係で、飲みに行っていた地域とは異なる方角に歩を進め、休日のためか少々人影もまばらな商店街を少し外れた『ふじよし』さん。店構えがワタクシの行くような所とは一味違います。
 こじんまりとしたカウンター席には先客が二人ほど居ましたが、コチラはホッピーで乾杯、お構いなしにいきなりテンションが上がります。美味しそうなお通しは先々週yochyさんと行った大山の名店『鏑屋』さんで頂いた中落ちを彷彿させる、海苔が付いてきました。アチラは韓国海苔でしたが。
元さんが懇意にしているので普通では味わえないような、馬刺し、前日に釣って来たという鯵も頂いていると、元さんの会社のキレイドコロも集まってきて更に盛り上がります。マスターも若いながら腕が良いので何を頂いても美味しいです。
 そこで、ワタクシが待ちわびていたゲストが登場。何度か記事で言及したことのある『酒のほそ道』の作者である、ラズさんがアシスタントらしき男性と共に登場。かれこれ10年近く愛読しているので感激しちゃいました。長年の夢が適い夢のようなひと時を過ごすことが出来ました。
 ここで、皆が揃ったので、料理もメインに突入、馬のステーキ、馬カツ、タタキと馬料理。どれも違った味わいで低カロリー、ついついお酒が進んで元さんと二人で封切りのジンロのペットボトル(1.8L)をほとんど空けてしまいました。最後の締めには馬の握り寿司まで頂き、時間を忘れて飲んでおりましたが、そろそろ終電じゃないの?と気を遣って元さんに駅まで送ってもらい無事両国まで辿り着くことが出来ました。もちろん今日の反省を含めて行きつけのバーで二杯カクテルを追加したのは言うまでもありませんが…。