遠いようで近い王子で花見(酒)〜0次会〜

平澤かまぼこ店のお通し

 木曜、何の前触れもなしに一通のメールがワタクシの携帯に舞い込んで参りました。差出人は例によってPさんです。それによると、王子に行く用事があるから、そこでミニ花見&ミニこけんを開催したい旨。他ならぬPさんのお誘いなのでお断りする訳もありません。早速返信すると、良いお店を探しておくようにとのことで、仕事の合間に検索。決して検索の合間に仕事していたわけではありませんヨ┐(´д`)┌。
 『王子 居酒屋』で検索をしてみると良さそうなお店が見つかりました。今度はそのお店の名前を入れて検索すると、『こりゃ、イケる』と天啓にうたれました。そうして、当日集まる我が『にこけん』メンバーはぽぱいさん、元坊さん、そして濱鯨さんとワタクシの4名の精鋭(ひまじんとは読まないでね)です。元坊さん、ぽぱいさんは仕事の都合上少し遅れるかもということで、とりあえず濱鯨さんと王子駅北口改札に18:30に集合する事としました。
 秋葉原〜上野と買い物の用を済ませて上野駅から京浜東北線でわずか13分、意外に近いのです。駅前には北本通りといわれる国道122号線が南北に伸びていて以前仕事の帰りに良く車で通ったものでした。しかし王子の駅に降り立つのは初めてです。
 立飲みの本で読んでいつか行きたいと思っていたお店がこの街にはあります。ネットで場所の見当を付けていて、集合時間より少し早く到着したワタクシはそのお店を探して見ることにしました。直ぐ見つかるだろうと高を括っていたのですが、実際には行き過ぎていて、諦めかけて駅に戻る道すがら目的のお店を見つけました。すると濱鯨さんも早めに到着していたそうで北口改札に急行。早速お店に戻りました。
 平澤かまぼこ店という蒲鉾の製造をしているお店らしいのですが、駅のすぐ近くに立飲みのお店を開いているのです。それはもう店頭でも凄い人だかりで、こりゃダメかなと思うぐらいです。しかしこうなると逆に何としても飲みたくなるのが呑み助の性。お店の人が入りたがっているのを見透かしたかのように、お二人さん中へどうぞ、と声を掛けてくれて無事二人はレジ前のカウンターに。
 ここは、おでん種屋さん直営だけにやはりおでんがメイン。エビスビール大瓶\550を二人で分けながら、軽くつまみます。一番安い昆布\30からのおでんの中から、ワタクシはゴボウ巻き、生姜揚げ、濱鯨さんは横綱の大根、さつま揚げをチョイス。ココの練り物は他所とは一味も二味も違う、との評判に偽りはなく、魚のすり身を丁寧に加工した、薫り高い逸品でした。短時間の滞在でしたが、お店のスタッフの気持ちよい接客、お客の醸し出すさんざめきにすっかり満足し、序盤からこりゃ運が良いぞとお会計二人で\960に千円札を出し、40円のお釣りを握り締め、今日の目的地に二人は向かいました。