雨の中、練り歩き

マルイカの刺身

 そぼ降る雨の中、我ながら暇だなぁと苦笑しながら練馬の駅前に降り立ちました。この間元坊さんと飲んで以来三週間振りですが、実を申し上げると昔勤めていた会社の社長が春日町に住んでいた関係もあって、7・8年前には良く飲みに行っていた町でもあるのです。なので集合時間より少し早く到着したワタクシは昔の記憶を辿り、良く行っていたお店を探してみました。しかしながら、十数回行っていたお店も思い出せないとは、何ともトホホであります。ザッと巡って、それでも何軒か思い出したりして写真に収め、集合場所の『ふじよし』さんに向いました。
 雨降りにもかかわらず、お店はいつもどおり大繁盛です。先に来ていた元坊さん、Tさん、も少し前に来ていましたが、ワタクシが到着後、少ししてぽぱいさんも登場。早速ホッピーで乾杯、釣りたて新鮮な鯵とマルイカのお刺身を頂きます。この間の時も釣り鯵を頂きましたが、実際釣ったその日はコリコリとした食感が楽しめるようですけれども、一日経つと熟成が進み柔らかくなると共に甘みが増します。臭みなんて全くありません。またマルイカ(標準和名:ケンサキイカ)も柔らかめの身がモッチリした食感で、甘い味です。昔はイカはあまり好きなものでもなかったのですけれども歳を重ねるにつれてその良さに気が付き始めました。下足(ゲソ)も天ぷらにしてもらいこれまた絶品です。いつもながら丁寧な仕事をされている良いお店です。
 今回はTさんは体調不良ということで焼きおにぎりを食べた後帰りましたが、我々も今回は『ふじよし』さんは軽く流して、次のお店に移動することにしました。
 次のお店は、『練馬 煮込み』で検索した時にヒットして気になっていた『金ちゃん』です。先程ぶらりとした時に、発見していたのですが、何ともそそる風情。相変わらずの雨の中ほぼぎっしりです。それでも出るお客さんと入れ違いにカウンターにとりあえず、陣取りマスターに声を掛けられる元さん、さすが、地元ですね。感じの良いマスターは快く写真を撮らせて下さり、こんなお店が地元にあったら通っちゃいますね。こちらではもつ焼き、煮込みを注文、薄めの味ながら柔らかく煮込まれています。具材はモツのみ、それも色々な部位が含まれています。聞くと、フワ(肺)は入っていないものの、もつ焼きに使うモツの不要になった部分が入っていたりするので、色々なモツの味が楽しめます。味が濃いのが好きな向きには少し醤油をたらすとGood!かと。
活気ある店内にはホールのオネェサン(アジア系)がこまめにまわって気を遣ってくれます。良いお店にはお客さんが集まるものですネ。ワタクシ大好きなレバサシも頂いてすっかり満足。薄めにスライスされていますが、コリッとした食感が残っていますのは、鮮度の良い証拠。情報どおり、否、それ以上の名店でした。マスターどうも有難うございました。
 さてお次は、元坊さんの記事に出ていた『太郎』というお店です。記事で読んだ時はどこなのか判然としませんでしたが、連れて行かれてビックリ!昔通った当時から気になっていたラーメン屋さんでした。今夜の最大の目的はココにあるのです。理由はその記事(クリックして見て下さい)にあるのですが、つまみがAグループ(タンパク質)とBグループ(野菜類)の組み合わせで料理してくれるのです。そこで注目したのが、両方に含まれている共通の食材なのです。『たまごと玉子』、『豆腐と豆腐』の組み合わせです。マスターに注文すると、そんなこと考えたこともないからなぁ、とボヤきながらも、( ̄ー ̄)ニヤリッ。
コチラのお店も元坊さんの行き付けなのでジンロのボトルでウーロンハイを作り飲みながら興味津々で料理の出来上がりを待ちます。
 まずは豚肉とニンニクの芽を炒めた定番ともいえる組み合わせ。チョッと濃い目の味付けはお酒が進んでしまいます♪正直狭いお店にギッシリなので他のお客さんの注文もこなしながら、手際良く料理が出来てきます。メンマとチャーシューの炒めも(これも安心の味ですネ( ̄ー+ ̄)ニカッ!)のも頂いているとやって来たのが、『たまごと玉子』の組み合わせ。
中華風の茶碗蒸しでした。中にウズラの卵を入れてあり、ゴマ油の風味も良く彩りもキレイ。ココのお店の実力の片鱗が窺えます。これにはチョッと感動すら覚えてしまいました。続いて来たのは、玉子の辛味炒め、豆板醤の辛味が程よくこれもつまみに最適。他のお客さんの頼んでいた麻婆豆腐も美味しそうでした。『豆腐と豆腐』も楽しみでしたが、残念ながら電車の時間が気になり今回は時間切れ。マスターも、もう少しで出来上がるからと声を掛けてくれるのですが終電の時間が近づいてきております。泣く泣く諦めました/Д`)・゜・。
どんな料理が来たのでしょう?