北千住の大鍋に煮える串煮込み

きたろーど1010の守護神?

 我らが『にこけん』のメンバーの蒼龍さんからお誘いを受けて、楽笑会長と3人でミニこけんを北千住で行うこととなりました。楽笑さんは北千住で初めて飲んだとき以来なので、約半年振りということですが、ワタクシはその時(昨年末の12/30)以来、すっかり北千住にハマってしまい、かれこれ4・5回目でしょうか。以前に訪れたことのある、『徳多和良(とくだわら)』さんの斜め向かいということで、位置関係のわかるワタクシが会長のお供で先行することになりました。というのも、蒼龍さんの仕事が忙しく、待ち合わせ時間にはチョッとギリギリということでメールが来ていたからなんです。
 楽笑さんと駅前で待ち合わせ、楽笑さんもお仕事後ということで、結局暇なのはワタクシだけ(爆)、しかも家からは割とアクセスしやすいので、18:15過ぎには到着していたので、しばし駅前の風景を撮影しながらカメラの練習。大きい歩道橋の上には、ベンチもあり待ち合わせには丁度良いですね。どこかの工事現場から帰る途中と思わしきオトッツァンが隣りに来て、タバコをふかしながら缶チューハイを飲みます。少々空腹気味でしたから、コレ(煙とアルコールのニオイ)は堪えました。しばしの苦行の後、オトッツァンはおむすびを平らげようやくどこかへ。
 そうして、楽笑さん到着。二人で話ながら『きたろーど』を西進、宿場町通り商店街を越えた次の路地を左に(南に)折れるとありました、今回の目的のお店『藤や』さんです。『徳多和良(とくだわら)』さんの手前という位置関係です。いつものように外観撮影の後、入店。こじんまりとしたアットホームなお店です。煮込みの煮えている大鍋を囲むようにしてカギの手のカウンターは7・8人で一杯、奥には小上がりがあり6人、詰めれば7人ぐらいまでは入れそうです。早速の煮込みと行きたいところですが、誘ってくれた蒼龍さんの手前、来るまでは控えましょうということで、まずはオニオンスライスに天かす(揚げ玉)を乗せたお通しを頂きながら、金宮(焼酎)のほうじ茶割りを頂きます。金宮があるのなら、ホッピーをと思うのが我々なのですが、残念ながらコチラにはありませんでした。そうこうする内に、蒼龍さんからメールが来て少々遅れますというので、もはやコレまでとばかりに、煮込みを注文。串に刺された煮込みは初めてです。醤油ベースの割と甘味の少ないきりっとした味です。と思ってネットで検索すると、八丁味噌ベースのブレンドだそうです。サッパリしていて、4本一皿で二皿は余裕で行けそうですね。ハチノス、フワ(肺)、スジ二種(腱の部分と軟骨コラーゲン部分)の4本です。七味がカウンター上にありますが、練りガラシでもイケるんじゃないかと思います。美味しいしお腹も減っていたので、あっという間に食べ終えてしまいました。牛レバ刺しを注文しようかと思うと、あいにく品切れ。というか今輸入モノのモツ類が殆んど入って来なくなってしまい(BSE関連)、品不足&価格高騰が続いているそうです。かと言って煮込みが売りなので、とご主人のボヤキも深刻そう。
 ここで蒼龍さん登場、白いフレームの眼鏡がお洒落ですね。直ぐ直前まで座席が空いていたのに、パタパタとお客さんが来て、一杯になりました。ということで、ワタクシは小上がりに腰掛けて頂くことにします。常連さんももう少し詰めてくれたら良かったんですけどね〜┐(´д`)┌ヤレヤレ。蒼龍さんが、あれ今日は居ないのかなといった、おかみさんも来て、賑やかになります。どういう話の弾みか判りませんが、この間作った『日本煮込み研究会』の名刺をお渡しすると、興味深そうに見て、金宮焼酎の愛好会も来るのよ、と教えてくれました。その数300人ぐらいだそうで、我らがにこけんの過去に来たことのあるメンバー数約15・6人を遥かに凌駕しています(驚)。
 キャベ玉を頂いていると、ようやく小上がりに居た3人連れがお帰りになり、我々が替わりに上がることにしました。腰を据えて金宮のボトルを入れ、更に飲みます。さすがに酒豪揃いなので一本入れても7杯ぐらい取れると言われた、焼酎のボトルですがあっという間に空いてしまいます。というのもこんな美味しいくさやがあってはクイクイお酒が進んでショウガナイのですよ。ムロアジということでしたが、パサツキもなく、ふんわりとしていて塩分控えめの大変美味しいものでした。あちらこちらで食べましたが、感心しましたねコチラのは。
 最後に煮込みの汁をお椀に出してくれて、それを啜るとまたこれが中々のお味。酔ってきたところをリセットしてくれます。そろそろ次へ行こうかと夜の北千住駅方面へ向かったのです。