300円均一の居酒屋

 錦糸町駅総武線の線路により駅の南口・北口と大きく分かれ、更に約150m南に位置する京葉道路(国道14号線)によって南北が分けられております。JRの線路と京葉道路の間はそれぐらいしか離れていないのですが、飲食並びに風俗のお店が密集しております。東西はと言いますと、四ツ目通りで分けられそういう意味で錦糸町は大きく4ブロックに大別されます。夜飲み歩くメンツはそれぞれテリトリーと言うわけではないのですが、自然と飲み歩く地域が決まって来るのです。
 昨日は錦糸町でも普段訪れることの少ない地域に用事がありました。楽天地(西武百貨店と映画館の複合施設で最上階には天然温泉を汲み上げているサウナもあり)の裏側です。すると見た記憶のないお店があり300円の文字が目立ちます。
 ここ最近、こうしたお店をよく見掛けるようになりました。どのメニューでも飲み物・食べ物300円なのです(税別のところが多い)。しかし、よく確かめないと、ここからここまでは除外です、とか今日のおススメは料金表に入っていなかったりします。また、実際注文しても明らかに、これは300円では見合わない、あまりお得ではないなぁとか、量が少ないものがあったりして、均一料金というのも一長一短ありますね。秋葉原では100円均一の立ち飲みのお店があったりして、信じられませんが、やはり量が少ないものもあります。それでも異常に安くてクォリティが高いですけど。
 280〜300円といったところがドリンク・フードの損益が分かれる手頃な所なのでしょうね。一方、下町の居酒屋さんではそれぐらいの価格が普通であったり、むしろもっと安い価格設定で提供したりしているので、均一の料金に惹かれたりすることも、むしろ少ないのですが、昨日はたまたまお店に入ってみました。
 お客もまばら(先客は18:00過ぎで2人)でホールには人が居なくて入り口にセンサーがあり人が通るとチャイムが鳴ります。
 メニューを眺めると中華系のお店で、生レモンサワーとハチノスの辛子和えを注文。お通し(やはり300円)は胡瓜と何かマヨネーズ和えでしたが、ワタクシはマヨネーズはペケなので、残します。自分でレモンを絞ってチューハイに入れます。ハチノスは薄切りで胡瓜とラー油ベースのたれと和えてあり辛そうに見えますが、意外に良いお味。辛さも塩気も上品でなかなかこれはGood!今度作ってみましょう。
 さてお客も少しづつ入り、ホールが手薄(ホール&厨房で2人、約45席)なので追加注文をしようと待ちますが、なかなかホールの人が来ません。暫く待ちましたが、なかなか来ないので飲む気もなくなったところで、ようやく店員が来ました。『坦々麺』がメニューにあったので軽く食べて出ようと注文。
 待つことしばし。値段から推測して、小さい丼に半玉ぐらいのサイズを想像していたら、何とフルサイズの立派な一人前。麺が細くてあまり好みでは無かったですけれども、立派に『坦々麺』です。辛さも効いていて、雨のち晴れ、そんな印象を持ったお店でした。