Mariah Carey/Mariah Carey
- Vision of Love
- There's Got to Be a Way
- I Don't Wanna Cry
- Someday
- Vanishing
- All in Your Mind
- Alone in Love
- You Need Me
- Sent from up Above
- Prisoner
- Love Takes Time
重厚なイントロに導かれるミディアム・バラードから始まるマライア・キャリーのデビュー作。今聴いても古臭さのない、もはや'80年代の録音から決別した、'90年代らしい低音の良く伸びた、厚みのある音ですね。何だかここの所日本に来てプロモーションしているらしいです。楽天VS巨人戦での始球式で投げたりとか、色々話題を振りまいていますが、あの投げ方はいかがなものでしょうか?モウソコソコイイトシデショウニ。
確か、#1、4、あたりがヒットしたのですが、それ以外にも何曲かチャートインしたような記憶があります。この双方のタイプのヒットがそれ以降の彼女の方向性を決めたようで、7オクターブの声域とも言われるその声を活かしたバラードだけでしたらここまでの成功はなかったでしょう。バラードでも根底にはゴスペルの影響も感じられ、少々重いのですが、アップテンポの曲をバランス良く配して全体的に聴き易くなっています。
それにしても、この頃の可憐さの影が微塵も感じられない今の風体というのは、風格というのか何というのか・・・