懐かしの蒲田を訪れる

蒲田ガード下

 その昔、学生時代に大森に住んでいたことがあります、3年ほど。そんな訳で隣の大井町、蒲田を含めてその辺りには馴染みがあり懐かしさを覚えるのです。そんな蒲田に我らが『にこけん』の元坊さんが足繁く(?)通う立ち飲み屋さんがあるということで、ブログでご紹介されている記事を読んで、行ってみたい気持ちに火がつきました^^。っていうか学生時代以来そのあたりで飲んでいないので、久し振りに訪れてみたいというのもありました。
 そういうことで、昨日仕事上がりに行って参りました。会社から近い駅は船堀なので船堀〜都営新宿線〜神保町〜都営三田線〜三田=田町〜JR京浜東北線〜蒲田というルートでおおよそ一時間のコース。久し振りに彼の地を踏みました。大森駅は私鉄が乗り入れていないのですが蒲田は東急線が二線乗り入れていることもあって、駅の界隈は大変賑わっております。ネットでお店の位置を大体掴んでいたので、東急線の駅に近い高架の脇を歩いてみます。いや、実に色々なお店がひしめき合っておりますね。久し振りに来たのですけれども、学生時代に来た印象と今飲み歩く印象とは全く惹きつけられる度合いが違います。今現在好んで入るようなお店というのは、学生には敷居が高いですからね。一軒一軒見るとも無く見ますが、本当にソソられるお店が多いですね。何となく頭に描いている場所に見つからずに、いつの間にかグルリと回って、これまた元坊さんご紹介の定食屋『壱番隊』に出くわしました。ここは偶然ですが楽笑さんとニアミスしているという、なかなか興味深いお店なのです。ココで一杯というのもそそられますが、やはり初志貫徹ということで駅に戻りながら再び探しますと先程通り過ぎた派手な焼き鳥屋の横にひっそりとありました、『炙り安』さんです。
■炙り安(あぶりあん
■住所:大田区西蒲田7-67-12
■TEL: 03-6313-1657
■交通: 東急・JR 蒲田駅より徒歩1分
■営業時間:15:00〜23:00
■休業日:日・祭日
その名前で検索しても、キレイというのが一つのキーワードでしたが、なるほど確かにキレイなお店です。いわゆる立ち飲み屋さんのイメージを打破した観があります。先客が奥にカップル、まばらに一人客が4人。カウンターの曲がり角に陣取ります。こちらのお店はホッピーが飲めるお店なので勿論ホッピーを注文。笑顔で答えるママさんの感じが良いです。物静かなマスターもテキパキ動いて良い感じです。カツオ刺し(大好物♪)があいにく品切れなので、ココはと煮込みを注文。ホッピーで乾いた喉を潤します。煮込みはオーソドックスな味噌仕立て。根菜、コンニャク、モツ(シロ)がバランス良く煮込まれています。冬ではないので常には温められていないのか、小さい雪平鍋でそのつど温め直しております。ショウガは小さめに刻まれていて舌に触ることなく食べやすいです。具をつまんでホッピーを飲み干し、ナカを追加します。汁を飲みながら二杯目。お次は何に?と思いつつも、元坊さんがコチラに来ると必ずと言っていい程召し上がる、あたりめを注文することにして3杯目追加。良いお店の雰囲気は、お酒がスイスイ進んで仕方がありません。すると注文しようかしまいか迷っていた『ほたるいかの沖漬け』も最後一個ということでそれも注文。ふと目を上げると焼酎も充実していますね。フライヤーの中では春巻きが美味しそうに泳いでおります。あたりめも焼き上がって一口口に入れると、こりゃ旨いですね。特性のタレデ戻したのかしょっぱ過ぎず、柔らかな身を食べて4杯目を飲み干すと、駅にプラプラと歩き始めました。