居酒屋巡りとブログ

 こう毎日暑い日が続くと、早く梅雨明けでもして蒸し暑さだけでも取れて欲しいと願う今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
 ほぼ、毎日のように飲んではいますが、馴染みのお店というのはあまり記事にしたりすることはなく、一回取り上げてみたりはしますが、気に入っているお店はあまり紹介したくなくなったりもして痛し痒しですね。
 そんな中、この間のことですが、いつものように夕方早めに、今日は何処へ行こう?と色々考えた挙句、本所の『わかば』というお店がピンと来ました。建て直してから二回目ですが、スタッフは変わらないのでお店が綺麗になっても居心地の良さと、料理の質は変わりません。焼き物は相変わらず美味しいですね。レバ刺しも好きなのですが、最近のお気に入りはガツ刺し。お店によってはかなり料理の仕方が違い、そういう意味でも面白いです。
 さて、その日はホッピーとガツ刺しを頼んでぼうっとしながら一人酒を楽しんでいたのですが、奥の小上がりで女性が一人居ました。最初は気にも留めていなかったので、気が付かなかったのですが、待ち合わせというわけでもなくって、料理を食べる訳でもなく、コチラがそういえば今日はカメラを持っていたんだっけなぁと、思っていたところフラッシュが光りました。驚いてそちらの方を見遣ると、壁に貼られたお品書きを写しているようなのでした。決して暗いお店ではないので、フラッシュをたく必要は感じませんが、それよりも、たとえ自分がメインで写されるのではないにしろ、あまり気分のいいものではないな、と思いました。
 翻ってはたと気が付きましたが、かくいうワタクシも普段飲み屋さんでデジカメでバシバシ撮っているのです。でも無闇にフラッシュを炊くようなことはしません。やはり他の方に迷惑の掛からぬように、一応は配慮しているつもりです。またお店によっては、頭ごなしに拒否することもあると聞いているので、様子を伺いながら、撮るようにしています。一言断ってからなら、好意的にむしろ協力的に撮らせてくれるお店もありますが、北千住で煮込みの大鍋の目の前のカウンターに掛けた時、カメラを構えて自分たちの煮込みを撮っていると何だ、何だ?という視線を感じました。やはり地元の常連さんで賑わっているようなお店では、撮影するということには消極的な雰囲気というのもあるので、憚られるお店もあるのです。それで、ワタクシも大鍋前の絶好なポジションでしたが、撮影する気が削がれました。
 恐らく、雑誌か何かの取材で来られていた、その方なのでしょうが、当然お店に取材申し込みをしていて許可を得ているわけですから、とやかく言うことはないのですが、今回のこうした経験を踏まえて、嫌な思いをする人も中に入るということを、肝に銘じて今後気を付けて行きたいという思いを強くしました。