群馬横断、長野へ

手打ちそば♪

 ということで、今回の休みには久し振りにバイクで旅をして来ました。目的地は長野市。仕事の関係で出入りしていた業者さんの運転手さんが契約も終わり、16日以降長野市に帰っているので遊びに来ないかというお誘い。去年の11月にも行っているのですが、善光寺の裏手に位置する高級住宅地にある家なのですが、諸事情によりそのお宅の管理を任されているということです。独り者なので他に家族も居なく、遊びに行っても気兼ねなく泊まれる好条件なのです。
 久々の旅の準備で、少し手間取りましたがいつものバッグにギッチリ荷物をパッキングして、朝食抜きで8:30頃出発。いつものパターンなら朝食を摂って荷造りをして、というのが多いのですがそうすると何だかんだと出発するのが10:00頃になってしまったりしてこういう時の渋滞に巻き込まれたりするので、今回は少し早めに出ようという作戦です。
 それが功を奏したのか、向島ICから高速に乗って少し混雑気味でも流れてはいるので、難なく浦和料金所を過ぎ東北道を北上。通常長野に行くには外環経由大泉で関越道、藤岡から上信越道で行くのが常套なのでしょうが、その経路でもかなりの時間と費用が掛かります。それならば、群馬・館林ICで降りて、地方道を上手く利用して群馬を横断しようというのが今回の趣旨です。館林ICから高速沿いに少し北上し広域農道をグルリ。10:00頃、セブンイレブンで朝食を摂って一休憩。そこからまた広域農道を駆使して、国道50号線で足利まで出ます。国道50号線は片側二車線でかなり整備されていて、快適に走ることが出来る北関東の主要都市、前橋〜足利〜小山〜笠間〜水戸を結ぶ道で、将来的には北関東自動車道が開通するまでは主要幹線道路として利用価値が大なのです。
 しかし、そのまま前橋市街に入ることを考えると少々渋滞もしますし、それを迂回するために桐生を過ぎた辺りで山の方に向って分岐して、走ると前橋の北側に出ることが出来ます。場合によっては渋川にも出ることが出来てかなり使えるルートです。昔通った記憶と照らし合わせてここがこう変わった、とか全く変わらなかったり、と眺めながら12:00前には前橋の国道17号線付近まで辿り着きます。結構暑い日でもありますし、サッパリとお蕎麦を頂きたいところ。通り沿いにはためくノボリに手打ちそばの文字が躍りここに決定。日陰にバイクを停めて、店内に入ると静謐という言葉がピッタリの落ち着いた雰囲気。古民家風という感じですが、くど過ぎないのは好印象です。お店は落ち着いていて良いのですが、地方色溢れる言葉が大声で飛び交いチョッと苦笑。
 

大して待たされることもなく届いた盛りそば大盛り\735。大盛りというには少ないようですが、きっと標準より少なめなのでしょう。甘みの強いそばは二八の割合だそうで、喉越しは良いですが、滑らかではあっても透明感は控えめ。噛み締めるたびにそばの香りが立ち大変美味しいそばです。残り少なくなるのが惜しくてゆっくり食べます。ツユも大変好印象で蕎麦湯で伸ばして飲みますが、いいだしが出ていました。蕎麦湯も粉が下のほうに沈殿し混ぜながら全部頂いてしまいました。
《奈加禅》
群馬県前橋市柳町594-2
■027-233-6114
・基本的に火曜日が定休のようです。他はお店の都合で連休があるようなので事前に電話を入れたほうがいいようです
 お腹を満たして、今度は榛名湖を目指します。昨年草津方面に向ったので、今回は違う新たなルートを採用して榛名湖を経由して行こうと考えたのと、榛名湖自体行ったことがなかったのです。涼しい山道を抜けると湖は晴れ渡って少し暑いぐらいです。さして見ることもなく、写真を何枚か撮って一息入れると、北軽井沢を目指して走ります。

 北軽井沢というのはその名のとおり軽井沢の北側ですが、軽井沢は長野県ですが、その北部に位置します。ワタクシがその昔、学生時代に泊り掛けでアルバイトをした、懐かしの地であります。通り掛かりということもあり懐かしさも手伝って、迷い込んでみましたが(リゾート地の中なのです)、記憶は全く断片的で役に立たず、目標とする建物も見つからず仕舞い。思い出はそっとしておいた方が良さそうなので、諦めて今度は長野県に突入。上田・菅平方面を目指して、再び高原の道を快走。暫く菅平を目指していたのですが、もう一度地図を良く見ると、菅平まで完全に行くとかえって遠回りになり過ぎることがわかり、少し手前で上田市内方面に向かい、真田から松代に抜ける街道を選びました。峠を越えるといよいよ長野市内に突入、松代は古い時代を偲ばせる街づくり。何かお祭りが催されているようでした。長野はこれで片手の指を越える回数来ているので善光寺まで難なく辿り着き、知人のお宅へ到着したのは夕方暗くなる前。あちこち間違ったりもしましたが約9時間で到着しました。