福井から岐阜へ

下呂温泉 噴泉池

 〜この夏休み中に水上のレイブパーティー大麻やらMDMAを使用していたとして何人か逮捕者が出たりとか言う事で、去年たまたま行った水上のキャンプ記事の『水上』や『レイブパーティー』というキーワードで拙ブログに辿り着く方が多いようで以前よりも妙にアクセス数が増えているようでありますが、当方はそのような薬物を一切やらないのでそういうことを期待して来られた方はお生憎様です。〜 
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 8月14日六日目40564.2kmスタート。一晩経って腕が腫れ上がることもなく、無事に出発できそうです。朝ホテルの部屋で散々悩んだのですけれども、暫らく続いた晴天もこの日からやや曇り空。これから山越えということで降るのは覚悟した方が良さそうです。このまま考えていたルート、郡上八幡〜飛騨高山というコースか、このまま高速(東海北陸自動車道)で一旦名古屋方面に出て東名で帰ってしまうかどちらにするか迷いましたが、結局高速で帰るのも詰まらないので、初志貫徹することにしました。休みもまだまだ残っていましたからね。
 やはり福井市街から国道158号線で山に向かうにつれて怪しい雲がその濃さを増しましたが、どうやら降った後だったらしく、九頭竜湖に辿り着く頃には晴れ間も見えてきました。白鳥(しろとり)という町までは峠道を下ることもなく、現在無料で利用できる整備された道路を経由して行きます。郡上八幡までは割りに単調な一本道の国道156号線郡上八幡というのは鮎で有名ですが、昨日の事故で狂ったスケジュール。ここで一泊したいところですがそうも参りません、まだ午前中なのですから。丁度何かのお祭りをやっているようで、狭い道路に車がすれ違いをしております。また今度ユックリ来たいところですね。街中を抜けて国道256号線で再び山道を越えます。飛騨金山という町で昼ご飯を目論んでいましたが、狭い町に幾つかある食堂・レストランにひしめくお客の数を見て断念。ここは飛騨牛の里でもあるようですが、ワタクシはあいにく牛肉には興味ないもので。
 このあと、お楽しみの下呂温泉を訪れる前に、昼食を摂っておきたいので目に付いたドライブインで停車。蕎麦でもと思いながらも、山菜蕎麦で\1,000近くという驚異的な値段に即行で趣旨換え。(もっと本格的な蕎麦屋さんならまだしもそう期待できる感じではなかったのです。)ということでコストパフォーマンスに優れた、味噌カツ定食¥1,260。この辺りも名古屋の影響大のようで味噌カツがポピュラーのようです。そういえば、昨日の福井ではソースカツ丼で有名なお店があったらしいです。赤味噌ベースのタレは甘いのですが、甘過ぎずカリッとしたカツがそのソースでしなっとなりますがコレはこれでありだと思います。期待もしなかったのですが意外な美味しさに満足でした。
 さていよいよ天下の名湯『下呂温泉』です。その語感から近年人気が振るわないと言われるようですが、大変由緒あるお湯のようです。辿り着いてみると山奥にいきなり大きな温泉街がひらけていました。『白鷺の湯』というのが人気があるそうですが、河原にある無料の『噴泉池』という方へ行ってみることにしました(無料という言葉に弱いのです)。
(ホースは何のためにあるのか不明。水が流れているわけではありません) それはそれはもう河原にポコンと掘られた温泉。もっと噴き出しているのかと思ったらそれほどでもなく、岩からお湯が溢れ出るといったほうが良さそうですが、結構熱いです。先ほどの温泉街からは橋を隔てているのですが、この橋から丸見えなのです。周りには壁やヨシズ等もなく掘られたひょうたん型のお風呂が一つ。男女混浴で着替えるところもありません。実際女性(オバチャンの一歩手前)が入っていましたけれども水着を着用していました。男は無論着用していません。さすがにワタクシはスッポンポンというのは抵抗があるので足だけ湯に浸しましたが、結構熱めの湯加減。それでもコレだけ開放的なお湯というのは他ではあまり記憶にありません。
泉  質:アルカリ性単純温泉
 さっぱりして再び車上の人へ。先ほど温まったばかりですが不穏な冷えた空気が辺りを流れていると思ったら、やはり降りだしてきました。コレで温まっていなければ辛いだろうな、と思いながらレインウェアを着て高山へバイクを走らせます。夕方前には高山の町に辿り着き、平湯のキャンプ場で一晩過ごそうとスーパーで食材を買い込みましたが、どうも山の方角を見てみると暗い雲が噴き出しています。これではテント張っても寝るだけだなぁと詰まらないので今夜はキャンプを諦め再び高山でホテルを探す事にしたのでした。