福島・いわきでキャンプ

富久心

 土・日・月と3連休であります。しかも天気もまずまずという好条件、これからの台風が多くなる季節を目前にして逃す手はないのです。しかしながら、前日まで飲み歩いていたツケが回ってきたのか、朝起きてもなかなか出掛けようという気が起こらず、PCの前に佇み明日から二日の予定にして今日はユックリしようかと逡巡する始末。それでも10:00頃には腹を括って大急ぎで用意をしてバイクに跨り11:00には出発。
 いつもなら、8:00から9:00には出発する事にしているので大幅に遅れています。それでも向島ICから高速に乗り、常磐道谷和原ICで降り、国道294号線で北上、今回のオリンピック女子柔道の重量級銀メダルの塚田真希さんの地元である下妻市には12:00少し過ぎた辺りで到着、昼食休憩の後、国道50号線に向かい、右折。国道50号は水戸まで続く快速路。水戸市街を迂回して、バイパスのまま国道6号線を北上。大きく移動する時は国道を使う方が早く移動できますネ。今回は割と何度も行っているところですし、遅めの出発なので国道を上手く利用します。では、高速を利用すれば良いのでは?というツッコミは無しの方向で。
 東海、常陸多賀、日立、高萩と北上し、15:00過ぎには目的地の目前まで到着できました。今回は、『温泉があって、海産物が美味しく、キャンプの出来るところ』というのがテーマですから、ネットで仕入れた情報で、茨城と福島の県境、勿来(なこそ)と静岡の某キャンプ場が候補でした。しかしながら、静岡は冬でも行けるけど、福島は冬は無理という(周りの)アドバイスに従い、福島にしました。
 もう目前という町で、食材・酒を買い込み、準備万端。勿来(なこそ)というのは通り過ぎたりはしていますが、キャンプをするのは初めてです。太平洋に面していますが、小名浜の手前でネットの情報では海水浴場に隣接した無料のキャンプ場があるらしいのですが、実際に着いてみると見当たらないのです。海水浴場を端から流してみますが、どうやら見当たりません。キャンプ場でキャンプをしないのは慣れているので問題はありませんので、ガッカリしませんが地元のオバちゃんを捕まえて聞いてみると、やはり数年前に止めてしまったそうです。海水浴場の片隅にテントを張ることにします。
 設営を終え、水の確保にかなり時間を要しましたが、何とか確保。流木を集めて火を熾します。暗くなる前に明かりを得て満足。夕陽は落ちて行くと早いものなんです。買って来たビールがなくなると、今回キャンプで初めてホッピーを飲んでみました。スーパーで購入した外(ホッピー)と焼酎(宝)は氷で冷やしておいて準備万端。氷は無しで焼酎をホッピーで割ります。クハー、ため息が出ます。スーパーで仕入れたサンマ(\78)を炭火で焼いて、たまりませんネ。焼けるまでに福島といえば、馬刺し、これも\298と激安をつまみます。無くなったホッピーの代わりに、日本酒も控えています。
 焼き上がったサンマはやはり炭火が美味しく仕上げてくれます。家で焼くと煙が凄いのですが、ココなら遠慮は要りません。醤油を少し掛けて、実に美味いです。
 もう一つ、スーパーで美味そうなイカを見つけてしまいました。アルミフォイルを持ち合わせていませんでしたが、鍋はあるのでぶつ切り状態にして、刺身用のイカをワタ焼きにしました。軽く醤油・酒・生姜で味付け。ツマミには持って来いです。早々と酔ってしまいましたが満足な夜となりました。