懐かしの戸越・大井町ツアー

焼き寿司で有名な金井寿司

 9月10日の夕方、以前大森に住んでいたころ、アルバイト先の社員さんに連れられて行った、戸越公園の焼き鳥屋さんを不意に思い出した。かなり賑わっていて、蒲田の鳥万さんに似た感じの雰囲気で気に入ったのですが、さりとてそれほど足を伸ばして行くほど魅力的な町という訳でもなかったので、いつの間にかその後15年程が経過していたのでした。
 そんなお店を不意に思い出し、お店の名前は失念していたのですが、ネットでそれらしきお店を探してみます。しかしながらどうにも記憶にマッチするお店の名前にヒットせずとりあえず就業後、船堀から新宿線に乗り、馬喰横山≒東日本橋で乗り換え中延まで浅草線で行きます。中延は中延で又一種独特の魅力を湛えた町なのですが、今回は戸越公園を目指します。もう一駅ですので東急大井町線に乗るのもどうかと思いまして、歩くことにしました。
 とぼとぼ歩くこと10分ほどで商店街に出ます。片方には何と、加賀屋さんが見え非常にそそられますが、思い出の店を探すには逆方向に行かなければなりません。逆方向にゆっくり歩を進めここら辺だろうと見当をつけていた辺りにはお店がありません。きっと記憶が違っているのだろうと、戸越公園の駅を越えて更に進みそれらしきお店を探しますがどうにも見当たりません。商店街の途切れた所に立ち飲み屋さんの提灯を発見。『むすんdeらいす』というお店です。先客が2人居ますがデンと居座ったまま動いてくれないので、カウンターの端の一段下がった所に陣取ります。 生ビール(一番搾り¥450)を頼んで煮物を見るとがんも¥100が目に付きますのでそれも頂きます。見た目以上に重量感のあるがんもは濃い目の味付けで酒の肴にはピッタリ。立ち飲み屋さんですが昼間はお弁当屋さんで営業しているらしく、チェーン展開しているらしいのですが、本部が潰れたらしく、それぞれが独立した経営で立ち飲みはココだけだそうです。
 初めて来たというと、サービスで鳥の唐揚げ出してくれました^^b。緑茶ハイをお替りして、情報を集めるべく聞くと、先述の焼き鳥屋さんは既に数年前に閉店してしまったようです。ということで踏ん切りがついて、戸越公園駅を後にします。
 大井町は駅前の再開発が進みワタクシが大森に住んでいた頃とは大きく様変わり。駅に降り立つと目の前に聳え立つのはイトーヨーカ堂とアトレ。昔、目に付く大きな建物の阪急は無くなっておりました(驚)。キシフォートのあったゴチャゴチャした小路はキレイに整理されて、詰まらない通りに成り下がりやはりという感じで、東小路をぶらつきます。『古典酒場』

に出ていたお店もちらほら見えますが(肉のまえかわ)、それよりもそこに群がるお客の数にげんなりし、すぐ隣のちょっと小洒落たお店に入りホッピー。立ち飲みと書いている割に立つところも無く普通に座って頂きます。煮込みが目に付いたので、それを注文。モツ以外は特に具も無くもう少し煮込んでいても良いかなという歯応え。でもここら辺は好みの範疇ですから文句は無いです。味噌ベースで甘からず辛からず。値段を考えると上出来です。中もお替りしてご馳走様。





 やはり好みのお店ではなかったので、グルメッチー☆さんにメールを飛ばして情報収集。ご推薦の大山酒場に移動。いや、これは好みにしっくり来ますね。思わずニッコリ笑みがこぼれます。どこに座ろうか迷いますが、白い割烹着に身を包んだオネエサンに誘われるように、ポッカリ空いたカウンターの席に座りウーロンハイ。つまみはどれも安く、にら玉を注文。
醤油だしににらを泳がせ玉子でとじたタイプ。安心の味です。今度は一軒目からココに来たいという印象を抱きました。もう記憶は薄れましたが夏目さん一人でおつりが来ました。
 最後、どうしても探したかったお店。銀座や池袋でアルバイトして来て終電近く大井町で腹ごしらえをしたお店。中華なのですが、このお店の『坦々麺』が独特で他では見かけたことの無いタイプ。本格的なものとは一線を画したオリジナリティ溢れる一品。
 ニンニクのスライスと挽き肉をを炒め玉ねぎ干しシイタケの細切りと炒め合せ豆板醤をガッツリ入れてスープを注ぎ煮立ったら玉子でとじる。麺は手打ち風の中太の麺。辛くてとても懐かしい味でした。以前と変わらぬ体型のオヤジさんに以前近くに住んでいて17年ぶりに錦糸町の方から来ましたというと、¥750のお代を小銭で払うと¥50バックしてくれたその心遣いに少し気分良く、JR大井町に向いました。

■丸吉飯店
■TEL:03-3773-5730
■住所:東京都品川区大井1-50-14
■営業時間:[月〜金]11:00〜01:30
[土]11:00〜01:30
[日祝]11:00〜01:30
(以上食べログよりコピペ。間違いあったら修正します。ご一報宜しく)