伝説達成三軒目、ホッピー無くなり移動の夜〜江古田・野方〜

江古田

 昨日は、久し振りに『城西連合』が開催されました。城西連合というのは、毎度お馴染みのにこけん(日本煮込み研究会)の分科会、城西地区にお住まいのぽぱいさん元坊さんと共にその界隈で開催するミニこけんなのですが、とりたてて煮込みにこだわっている訳でもなく、ただ楽しい仲間と楽しいひと時を過ごすのです。過去に練馬で開催されたりしたのですが、今回は過去に埼玉にお住まいだった楽笑さんのリクエストで江古田の『半兵ヱ』に集まりました。ワタクシ?ワタクシは城西地区に住んでいる訳ではないのですが、基本的に暇なものですから(悲)お目付け役として参加しているのです。
 江古田という街には初めて降り立ちました。駅前の賑わいは練馬と較ぶべくもないのですが、こじんまりとしていて住みやすそうな街です。駅前の風景を眺めながら撮影していると、元坊さんに声を掛けられました。二人で連れ立って『半兵ヱ』江古田店を探し、場所を確認すると、ワタクシだけもう一度駅前の銀行に戻り軍資金を調達し舞い戻ります。
 昭和レトロ調の内装と往年の流行歌が流れ、キッチュなフードとチープな値段のこのお店。幅広いレパートリーの中、無論ドリンクはホッピー¥380(セット価格。中焼酎は¥180)で異存はありません。お通しのキャベツはお替り無料で、特製の辛味噌を付けて頂きます。おでん5点盛や焼き物、揚げ物などを無造作に注文。焼き物も炭火焼なのですが一本50円からと非常に安いので値段を考えずに頼めます。
 以前高田馬場店を訪れた時とは打って変わって広々とした席でゆったり、店内も混み過ぎることなく快適です。ブログの記事の話や、記事には出来ない裏話など抱腹絶倒の話は話す順番の整理待ち状態。矢継ぎ早の話は次々と展開しボーっとしていては話に付いて行けないほど。話をしながらつまみを食べて、ホッピーを飲んでいると口が二つぐらい欲しくなってきます。ホッピーのお替りを頼むとその内店員が無いと言い出したのです。へっ?と思いながらも、話に興じていると、元坊さんが頼もうよ、と言うのです。いや、だってさっき無くなったって言われたよぉ、と言うと信じてもらえず、再び店員に確認するとやはり無くなったそうで。四人で10本も飲んでいなかったんですがネェ。これで初台・だいぶつ神田・加賀廣に続いて3軒目ホッピー飲み干し伝説達成です。残った外ホッピーを互いに融通し、中をお替り。それもすっかり無くなると次なるホッピーを求めて移動です。お会計は一人あたり¥2,000と記録的な安さ。
 タクシーに乗り込んで向かった先は野方。前にもWミニこけんということで北千住から大移動してきたのですが、その時以来です。野方のモツ焼きでその名を轟かせている秋元屋さんに行ってみたいということで満場一致で可決したのです。前回は混雑していてあいにく入れなかったのです。ちょうど我々が来るのを待っていたかのようにポッカリ4人席が空いていてラッキー♪再びホッピーで乾杯。
 ココではいわゆるシャリキンと普通のホッピーが選べます。シャリキンというのはシャーベット状態まで凍らせた焼酎をキンキンに凍らせたジョッキに入れてありそこに冷えたホッピーを注ぐというもの。実はワタクシの背後の床には温風ストーブがあって直ぐに溶けてしまうのではないかと写真を撮りながらヒヤヒヤしていたのですが、それは杞憂に終わりました。こぼれた泡も伝い落ちるうちに凍りつく状態。溶け切らないシャーベットが浮かんでいます(驚)。煮込みも頼みましたが牛スジ系の味噌仕立て。玉子がポッカリ良い感じです。テーブルには一味も七味も備えられ胡麻油にはティッシュを巻いてありそこらへんの配慮が嬉しいところ。
 山芋の漬物?はワサビでサッパリと。ツクネや、なるほどこれが人気の秘密なのかと判った立派なモツ焼き。味噌ダレが良い具合に絡んで美味しいです。二軒目でも留まることを知らない我々の話題はますますヒートアップ。勢いに任せてグビグビ行っていると翌日が怖いので二杯目は普通のホッピーにしておきました。
 ぽぱいさんに協力してもらってシャーベットの焼酎を撮影。マドラーですくうことが出来ます。ここに冷え冷えのホッピーを注ぐと上の写真のような立派なシャリキンが出来るのです。いやぁ実に美味しく良い体験をさせてもらいました。とここでぽぱいさんに急用が出来てそれを潮に一旦解散しました。

 駅の反対側に渡り元坊さんとお別れ。予定よりも早かったので楽笑さんともう一杯だけと、先程タクシーを降りてから歩いている道中に見掛けた『Lady Bug』というショットバーに辿り着きました。半地下のお店はなかなかお洒落で藤井隆チックなノリの良い男性バーテンダーに可愛らしい女性バーテン。ギネスを頼むと例のクローバーマークをキッチリ作ってくれました。このような街で意外といっては失礼ですが、値段も安く(一杯五百円のC.O.D.)良いバーを見つけられ、仲の良い仲間と楽しい時間を過ごせる幸せを噛み締め西武新宿線で帰路に着いた我々でした。