大阪ディープワールド☆鶴橋から

甘鯛 

 翌朝、3日。特に二日酔いになることもなくいつもよりも遅めの朝、ホテルで目を覚まし付属の朝食を摂りに行きました。洋食・和食を選べましたがワタクシは当然のごとく和食。焼き海苔、お新香、玉子焼き、鯖の味噌煮、味噌汁と一膳のご飯には多いくらいのおかずなのですが、今日の目的は昼間から飲みに行くことなので、控え目にしておきます。それでも食べ終えると結構満腹になってしまいました。

 ホテルを引き払うと、元坊さんとの待ち合わせは昼頃なのでそれまでの間、鶴橋という場所を訪れることにします。ここは日本でも有数のコリアンタウンということです。モツ好きなワタクシにとっては聖地みたいなものですね。
 環状線に乗ってしばし、誤って京橋止まりに乗ったりしましたが、ようやく到着しました。
 駅を出て通りを渡って撮影。駅に寄り添う商店街が面白そうです。とりあえず渡った側を一回りして、その商店街に入って見ることにしました。

 事前に調べた通り、普通の商店街と大きく違うのは韓国系のお店、それも食品のみならず服なども豊富に揃っているところです。そしてこのお店が網目のように並び、延々と続いているのです。今までこうした商店街を数多く訪れてきましたが、ここまで大規模なものは初めてです。通りを五本ほど抜けてもまだまだ南北にも商店街が伸びています。全て丹念に見ているとキリがないので、それでも心惹かれる風景には写真を撮り、次なる目的地に歩き始めます。おおよその地理を覚えて来ただけですので大雑把ですが遠くに変わった建物があったので、それを目印に辿り着きました。五分ほど歩いて桃谷という土地に入りました

 御幸通商店街というところです。この『百済門』というのが丁度真ん中で東西に商店街が伸びているようでした。先程の鶴橋の商店街でも見掛けましたが、蒸した豚や豚足が湯気を立てています。これがあちこちで見られているのは異国情緒が漂います。食べてみたい気もしますが、朝食がまだボディブローのように効いていますので、写真を撮るだけです。

 キムチもあちらこちらで売っていて、とても心惹かれます。しかし持って歩くには重いですしニオイも気になります。なので今回は却下。後で聞いたら発泡スチロールの箱に詰めて送ってしまうのが手軽だそうです。
 また今回初めて見ましたが、海鼠(ナマコ)のキムチやホタルイカのキムチも美味しそうでした。
 そうこうしていると、元坊さんから到着メールが入り新今宮へ本格的に移動です。またしても天王寺止まりの電車に乗りつつも新今宮に到着、元坊さんと無事に会えました。早速通り(あびこ筋)を渡り元坊さんおススメのお店、難波屋さんに参ります。

 西成警察署の前のワンカップの群れ(爆)を眺めながら難波屋さんに到着。朝8時頃から営業しているそうです。立ち飲みで気さくなオネーサンがあけっぴろげな笑いで迎えてくれました。今回のルールというのをココで決めまして、『一軒一人一杯一品』というものです。そうしないと二人で一品ではお店に悪いですしね。とは言いながらも二人でキリンラガー大瓶¥400と明太子¥150、きずし(しめ鯖)¥200を美味しく頂きました(←って最初から掟破りだったのですね、元ちゃん)。明太子は自家製なのか他所では味わえないほどの激辛仕様、お酒が進みますネェ。他にもお惣菜は自家製らしく美味しそうですが先が長いのでお会計、二人で¥750です。まだまだ続く昼酒ツアーの始まりなのでした。