大阪呑みある記☆新世界から梅田でゴール

豊の鉄火巻き

 今(2008年12月現在)でも串カツ一本¥30でお馴染みの『大万』さん前の信号を渡るとジャンジャン横丁に繋がるトンネルがワタクシ達をお出迎え。
 トンネルをくぐり抜けると魅惑のジャンジャン横丁、少し先に進み細い小路を右に曲がるとつぶおさんに教わったおでんの『みふね』さんが現れます。 今回の旅では元坊さんと共に『にこけん』メンバーとしてはモツ煮込み・スジ煮込みを食べて大阪の煮込みを研究せねばなりませんが、あいにく煮込みを置いてあるお店がなかったんです。その代わりといっては何ですが、こうしておでんはあちらこちらにありました。暖簾をかき分け入ると、やはりここもワタクシ好み。こちらのお店は元坊さんも初めて、チューハイライム¥230とワタクシはお酒¥240を頼みます。 お酒と料理の値段表。実際には横長ですが見やすいように画像を加工してみました。お酒は特級から一級、二級までと時代を感じさせる値段分けがなされていて、現在ではこのような分け方はされていないので長くやっているお店の歴史が感じられます。黒ビールがあったり、ワイン、ウイスキーまで意外と豊富に揃えられているのところがなかなか奥が深いです。ウィスキーもレッド、角瓶、オールドとここまで揃っている立ち飲み屋さんも他に知りません。
 そしておでんもありますが、それ以外にもおつまみは思ったよりも充実していました。さすが食い倒れの名に恥じないラインナップです。
 目の前のショーケースに入っていたニラの皿に玉子が載っていて頼むと出て参りましたご存知『にら玉』、これもワタクシの大好物。おでんも一品¥110で大根と厚揚げをチョイス、良いお味です。お酒が進んでしまって困りモノです。
 また目の前にあった椎茸のぶつ切りはどのように出て来るのだろうと楽しみに待っていると、このように炒め物で出て来ました。ネギもアクセントになっていて、おでんのみならずこのようなつまみも楽しめるのは大変ありがたいですね。すっかり満足し最後に連れて行きたいところがあるからと、名残惜しくもお会計。二人で¥1,180でした(驚)。もはや金銭感覚は麻痺してきています。
 新世界から電車で移動して来て辿り着いたのが梅田の駅に隣接した『新梅田食道街』。もはやお酒(日本酒)が効いていてどのように移動して来たのかすっかり記憶が飛んでしまっています。
 それでも元坊さんの見事なエスコートで目的のお店『活魚居酒屋 豊』さんに到着。うっすらした記憶の向こうに朧気に元坊さんはチューハイを頼みイワシ刺し¥390と共にワタクシは焼酎(いいちこ)水割りを頂きます。『活魚』と銘打つだけあり新鮮なイワシです。あと名物の鉄火巻きも頂いてそろそろ元坊さんは帰りの飛行機の時間が押して来ます。実は一緒に帰るのではなく、元坊さんは飛行機で、ワタクシは時間限定の格安ツアーチケットで遅めの新幹線、ここ梅田の駅でお別れなのです。
 こうして11:30に始まった長いようで短い、そして内容の濃い『大阪呑み倒れツアー』はついに終了。実に5時間半で7軒を回りました。どうも元坊さんお疲れ様でした、そして素敵なお店を教えて頂きありがとうございました。見送った後、新幹線の時間までしばらくあるワタクシは夕闇迫る梅田の街を適当に歩き回り、時間を潰したあと、これを食べずに帰る訳には参りますまい、といささか酔っ払った頭で思い天麩羅うどんを頂いて新大阪から新幹線で帰京したのでした。