一日おいてまた神田

とん吉@神田

 土曜日に秋葉原を訪れたのですがその際に迷っていたものを買いに月曜日、再び秋葉原に出向きました。親の教えで、『欲しいと思ったものでも迷ったらその日は買わずに、数日経ってまだ欲しいと思ったら買うべし』というのがあります。その伝で、やはり欲しくなってしまったものを幾つか買いに行ったのですが、まだ決断ができないもの(必要な部品の形状・品番不明なため)は次回持ち越し、買い物を済ませると秋葉原から程近い御茶ノ水の方に歩き始めました。しかし、思い直して神田駅方面に方向転換、この間の土曜日に開いていなかったお店に行こうと思ったのです。
 詰まるところ、国道17号線を南下する形になったのですが、神田駅まで大して期待していなかった道筋に一軒焼き鳥屋さんを発見、赤提灯が堪らなく魅惑的です。2秒後にはガラリと引き戸を開けていました。やきとり『とん吉』と大きく書かれています
 店内はもうサラリーマンの巣窟オアシス。いざカウンター席に腰掛けると、ホッピーを注文。クイっとやると、ひゃぁ堪りませんネェ。メニューを眺めるとワタクシの好物がズラズラリと並んでいます。早速、レバ刺し(牛)¥400を頼むと韓国系なのかチョッとキレイなオネーちゃんが切り置きのレバーを皿にキレイに盛り付けた後、何故か箸でツツいています。なんかのおまじないでしょうか?
 薄く切られたレバーは歯応えも空しく、さっきの行動の意味にクエスチョンマークが頭の中で点滅したまま、それでも好きなレバ刺しとホッピーで心がほぐれて参ります。
 目の前が焼き台なのでついつい焼き物も注文。テッポウ、カシラ、モモをタレで焼いてもらいます。今までは塩で頼むことが多かったのですが、最近ではタレ・塩を混ぜてもらうことも多く、今回はタレでもらいました。サラリとしたタレでしつこくなく食べやすかったのは望外の出来。
 隣りに来た老紳士がお銚子と共に頼んでいて美味しそうだった煮込み¥400も、合わせて頂きます。新鮮なネギが鮮やかな緑を添えて、食欲をそそります。味は安心できるオーソドックスな味噌味。柔らかく煮込まれていて上々です。
 決してテラいもなく、特に凝ったところもないのですが中庸の素晴らしさ、王道を行く居酒屋で今後又度々訪れることでしょう。お会計も非常に安心価格。次回いつ行きましょうかね^^b。
 火照った頬を冷ますように夕闇を散歩、ぶらりぶらりと練り歩きましたが、結局土曜日休みだった『かどころ』でウーロンハイと焼き物を焼いてもらい、短いながらも充実した飲み歩きの神田でした。