巡り巡って届いたTom Browne
昨年12月の初旬(正確に言うと12/5)にアマゾンのマーケットプレイスで注文したTom BrowneのCD。いつもなら発送しましたというメールの後、一週間から10日程で届けられるのですが、発送完了メールが12/9。待てど暮らせどなかなかやって来ません。
丁度その時期というのは海外、それもアメリカではクリスマスシーズンなので一番の繁忙期だろうという諦めもあって、他に発注したCDにかまけて記憶もうっすらとなっていました。ある日発注したCDが全て来ているかどうか確認したらやはり届いていません。そのくせ、アマゾンからは今回の取引に関して評価をしろと自動発送のメールが届きます。
そこで発注先に問い合わせて見ると(12/22)、12/8にニューヨークから発送済みとのことで、
>通常10−14営業日ほどかかりますので、12月28日前後が配送予定となります。
との返事でした。それならばと暫らく待ってみましたが、年末、会社は12/27で仕事納めでしたので年内受け取りはその日まで。結局受け取りが適わず、年明け仕事始めの日(1/5)にも溜まっていた郵便物の中にはありませんでした。
そこで1/8に再度確認のメールを送りますと、
>大変ご迷惑をおかけしております。
>お客様のご注文は、確かにニューヨークより下記ご住所あてに発送されております。
>今の時点でまだお受け取りになれていないことは、通常ありえませんので、申し
>訳ございませんが、今回は、ご返金させてください。
>その後、商品をお受け取りになれましたら、そのままご利用くださって結構です
>。
>お受け取りになれましたら、ご一報いただけますと、光栄です。
>ご迷惑をおかけしましたことを、スタッフ一同お詫び申し上げます。
ということでCDは発送されているようですが届かなかったので返金するということの旨が伝えられ、返金処理がなされました。
(クリックすると大きくなります^^)
それから一週間後の昨日、外出から帰ってくると外国からの郵便物が来ています。最近発注したCDは数日後の予定なので早いなぁと訝しく思いながらカッターで開封すると、そのなくなってしまったはずのCDが入っていました。
それにしてもNYから発送したという連絡でしたが、貼り付けられた切手?を見ると『Sweden』の文字があるのは何故?中にはいつもなら送り状が入っているのですがそれは入っていませんでした。
シールの貼り方からするとこれは明らかに後から貼ってあるし、もしかしたら無くなったのを申し訳なく思って世界中で探し出して再送してくれたのかなとも思ったり。
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The Tom Browne Collection/Tom Browne ¥711+340=1,051ですが上記の理由によりロハ。Jazz・Hip Hop
- Jam Fo' Real
- Ghetto Horn
- Someday We'll all be Free
- Watermelon Man
- In a Sentimental Mood
- Everybody Loves the Sunshine
- All Blues
- Freedom Jazz Dance
- First Flight
- That's What Friends Are For
- Un-Break My Heart
- Philly "Twist"
- Bluesanova feat. Dead Prez (Browne-town mix)
前にも取り上げましたが『Funkin' for Jamaica』で有名なTom Browneのアルバム。元々はジャズの人ですがFunkとミックスした音楽で人気を博したようです。その彼の2002年の作品。届いてからタイトルを見て判ったのですが、カバーアルバムみたいなものかということ。#4の『Watermelon Man』はHerbie Hancockで有名な曲ですね。ワタクシは他の『Jazz A Saint-Germain』の収録が初めて聴いたVer.でしたが。『In a Sentimental Mood』はJazzのスタンダードですね。『Everybody Loves the Sunshine』はMary.J.Bligeの『My Life』の元ネタ『Everybody Loves the Sunshine』ロイ・エアーズ(:Roy Ayers)がオリジナルです。『All blues』はMiles Davisの『Kind of blue』の中に収録されている曲です。
後半はまだ聴いていませんが、『That's What Friends Are For』はDionne Warwick and Friendsのあの曲ではないのでしょうか?
音的にはHip HopスタイルのバックトラックにTom BrowneのTp(トランペット)が乗っているのですが、これはMiles Davisの『Doo-Bop』と同じ手法で、『Doo-Bop』は'93年の作品なので今聴き直すと若干の音色の古さがありますが革新性という意味ではまだまだ健在。そういう意味では今回取り上げている『The Tom Browne Collection』は同じレールを踏み外さないようにしたようなちょっと優等生的なレベルです。もっと貪欲にHip Hopの方向に引っ張っても良かったかなという気がします。ダブのような深い踏み込んだ低音ならもっとカッコいいのにと思える点が残念です。Jazzに媚なんか売らずにCandy Dulferの『Big Girl』『のようにFunkに思いっきり寄ってしまった方が、面白かったかなと思います。まぁ個人的な好みですけど。