Koss“the Plug”

The Plug

 通勤・通学の間、暇つぶし及び他人の発する騒音を聞きたくないということでヘッドフォンをしている人が多いと思われますが、ワタクシもご多分にもれず聴いていることが多いです。しかしワタクシの場合は買った(買い過ぎた)CDを暫らく聴き込むためにも欠かせないのです。iPod全盛なのですがワタクシは携帯電話に搭載されているミュージック・プレーヤーの機能を使っているので、それほど高音質ではないのですが。
 最初に使っていたヘッドフォンはインナーイヤー式という従来の方式のものを使っていたんですが、ある時秋葉原のトモカ無線を覗いたら偶然カナル式というものを見付けて意外に安い(当時¥1,480)ので買ってみました。
 初めて使ってみたのですが耳の中にフィットさせて、という装着方法に使ってみるまでは疑問を持っていたんです。落ちるんでは?と思ってましたが柔らかめのスポンジがしっかりフィットし外の音も排除してくれます。ワタクシの耳は標準よりやや小さめらしいので従来のインナーイヤー式のものでは耳の穴が痛くなってしまうことが多かったのですが、これは具合がヨロシイ、ということですぐに気に入りました。しかも外部からの音も排除してくれるのと同時に能率が高いのか、今までのボリューム(音量)12よりも遥かに小さい2・3ぐらいでも充分なボリュームに下げられました。お陰でバッテリーも長持ちするようになりました。かなり気に入って使っていたのですが、ついこの間朝聴いていた時は問題なかったのですが、帰りのバスの中でどうも左チャンネルが聴こえないのです。すこし捻ったりすると聴こえたりもするのでどうやら断線して接触不良を起こしているようです。仕方ないので以前のヘッドフォンに切り替えてみましたが、どうにも音的にもフィット感も具合が悪いのです。
 以前購入したトモカ無線ではスポットで仕入れたとのことでもう入荷しないとのことでしたので、諦めて、他の安物のカナル式を買おうかと思って錦糸町ヨドバシカメラに行って見ると意外にそれほど変わらない値段でオーディオテクニカSONYと販売されている中、Kossも売っていました。速攻ゲットです。お値段は¥2,070と以前よりもお高くなったものの、それでもリーズナブル。

 帰ってから開けて見て改めてよく見るとスポンジの部分の形状は同じものの、違うものを買ってしまったようです。以前のものは『Sparkplug』、今回のは『The Plug』というらしいです。装着感は同じですがちょっと音が違う感じがします。


 スポンジの中心部分には穴が貫通していて、この突起部分に繋がるパイプが刺さりそこにウレタンが包み込むようになっています。
 本体はこれ良く考えて見るとホーンドライバーと同じですね。突起部分の奥には振動板(ダイアフラム)がありパイプと耳の穴がホーンの役割をしているのですね。