干物は美味しい♪〜トビウオ〜

自家製トビウオ干物

 読んだ本の記録で一冊漏れていたもので追加。
メフィストの牢獄 (文春文庫)メフィストの牢獄 メフィストの牢獄
 暗く鬱々とした滑り出しでしたが、なんのなんのバックボーンがしっかりしているストーリーで、面白く読めました。カナダを舞台にしているのは(ワタクシにとっては)珍しいのですが、それほど違和感なく引き込まれました。カナダはかの『Rush』を排出した国ですしね。時に惨すぎる描写もあるけれども、"カナダのディーバー"というキャッチフレーズも偽りはないですかね。トマス・ハリスにも感じが似ている気がしました。
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 冬に入って暇を見つけては干物を作っていますが、年越しにはイナダでも作ってみたりしました。身が大きく厚みがあるので(鯵と比較して)たて塩に漬け込む時間をある程度長めにしましたがかなり薄味になりました。美味しいのは美味しかったけど。やはり作りやすいのは鯵ですけど。今回は近所のスーパーで面白いものを見つけました。刺身でもいけるという、トビウオです。トビウオなら『なめろう』も美味しいですけど、干物の材料としては初めてです。どんなものでしょうか?頭から尻尾の先まで35cm程もある立派なトビウオが一尾で98円。内臓とエラを取り出して背開きにし、あまりに大きいので身は半分にしました。
 昨日は手持ちの炭の在庫が残り少なくなってきたので久し振りに買って来ました。今だに痛む足ですが右足ですのでバイクに乗って運転するには後ろブレーキの操作だけで特に使わなくても乗れるので不都合はなかったのです。猿江のホームセンター(シマチュー)に行きました。いつものように岩手の切炭を買おうとしたのですが今まで6kg¥1,480程度だったのが知らぬ間に値上がりしていて¥1,980になっていました。オガタン(オガクズを圧縮・成形した人口的な炭・薪)も10kgで¥1,980と同価格でしばし悩む事となりましたが、切炭のほうが使い慣れているし、オガタンは使ったことがないので次回へ持ち越し。
 さて干し終えたトビウオを焼いてみました。最近ではガス台にも魚を焼くグリルが付いているのですけれど、魚はもっぱら七輪で焼いております。やはり焼き上がりの味が全く違いますからね。トビウオはその名の通り飛ぶために発達した長いヒレを持ち合わせているのですが、邪魔なのでハサミで切り落としているのでチョッと変ですね。
 トビウオの干物としてはクサヤが馴染み深いワタクシですが初めて焼いて見ましたけれども、意外に脂がのっているものです。ポタポタと落ちる脂で立ち上る煙。サンマや鯵ほどではないのですけれども、新たな発見でした。冬場だから脂がのっていたのでしょうか。以前なめろうにして鯵とトビウオとを食べ比べたことがありますが、トビウオの方がさっぱりしていたのを憶えています。

 それにしても美味しいトビウオでした。どうもご馳走様〜♪