ハイレベルなお店二軒・にこけん@蒲田・糀谷

にこけんTシャツのぽぱいさん

 さて毎度お馴染み『にこけん(日本煮込み研究会)』が昨夕開催されました。今回の幹事はふんわり親方さん。最近成長著しいにこけんのメンバーの中でも割と新しい顔ぶれですが、ネット・ブログでの繋がりは元坊さんを介して意外な広がりを見せています。にこけんの過去の開催地の中でも、今まで足を踏み入れたことのない城南は蒲田の地で開催されることとなりふんわり親方さんが会場に選んだのは蒲田といえばココ、という『大衆酒場 鳥万本店』さんです。コチラのお店はもう既に拙ブログでは何度かご紹介させて頂いていますね。川崎探検隊でも最近のお気に入りなのです。
 今回の参加者は、幹事のふんわり親方さん、北極会からというよりももう既ににこけんの一員として定着した観のあるRioちゃん、元坊さん、すぐりさんご夫妻、パパイヤさん、不肖ワタクシcoldgin、ぽぱいさん、今回初の多郎左衛門ご夫妻、ふんわり親方さんの同じ会社の副会長さんの11名でまずは集まりました(おおよそ鳥万での席順)。
 まずは各々生ビールやホッピー、酎ハイで乾杯。元坊さんとぽぱいさんが後から遅れてくるということで、八人でスタートです。
 鳥万さんには何度か来ていますが、いつも撮りたいと思っていた伝票。実際にはこれが一枚の長い(本当に長い!)伝票なのですが、画像を掲載するにあたってチョイと加工させてもらいました。本当に豊富なメニューだということがお分かり頂けるかと思います。しかもこれ以外にその日の入荷具合によって変わるおススメのメニューがあるというのは、全くもって驚異的としかいえません。しかもこれだけあって、いざ注文しようと思うと選択肢の多さに迷ってしまい結局決まらなかったり(苦)。
 それでも『鳥万』という屋号からしてもこの若鳥の唐揚¥380は欠かせませんね。骨付きの肉で大きさもまちまちの不揃いなのですけれども、サックリ上がっていて大変美味しいのです。表の壁面を見ても『から揚、やき鳥』となっていることからも看板メニューだということが判ります。

 八人も居ますからそれぞれが好きなものを頼んでもあっという間になくなります。到着順にズラズラと。 鯵のたたき¥320。今回魚ではこれが一番良かったように思えました。サービスのイカ¥200と白魚の刺身はブれていて掲載不可。白魚もなかなか良かったように思います。
ホッピーは相変わらずの量でホッピー大好きなパパイヤさんとも思わずニンマリですが、この後の長丁場大丈夫なんでしょうか?と思うぐらいの濃さ。白と黒が用意されていて安心です。焼き物の串¥90/本。軟骨や皮など織り交ぜて。その向こうに見えるのは先程の唐揚げです。


 にこけんですから煮込みは欠かせませんね。鶏皮煮込み¥280。味噌味ですがやや甘めの味付け。鶏皮となっていますが時には当たりもある様で鶏肉が入っているとの情報もありました。コンニャクも入っています。鶏皮の煮込みは江東区高橋の鳥長という居酒屋さんでも食べたことがありますが、やはり鳥屋さんならではなのでしょう。焼き鳥の串に刺すのはなかなか骨の折れる作業ですが煮込むと柔らかく食べられます。好き好きでしょうが癖が少なく感じるのはショウガが効いているせいでしょう。

 焼きうどん¥380ソース味。醤油味もあるようです。ワタクシはソースがダメなので食べませんでしたが、こういうのって食事系でありながら意外と良いつまみになったりするものですよね。紅ショウガのコントラストがとても綺麗です。


 豚レバーの唐揚げ¥320。薄くスライスされたレバーを衣で包み揚げてあり下にあるポン酢でサッパリと頂けます。親方さんがハマる理由が判るような気がしました。


 豚天。もっとゴツイのかと思ったのですけれど、意外にサックリ歯で噛み切れる豚肉の天ぷら。こう見ると揚げ物が多いですね。このあたりで遅れていた元坊さんやぽぱいさんも到着して十人全員揃いました。


 ぽぱいさんも初めて訪れる蒲田の名店の名店たる所以を実感されたであろうホッピー到着。中の量が半端ではありません。我々は中・外お替りしていてボトルの方が安いのでは?と思い注文して既に一本空けているのですけれどもね(呆)。もう少ししたら次の二次会のお店への移動時間が迫っていますので、慌ただしいながらも残っているお酒や料理を急いでお腹に収めます。


 厚揚煮おろし¥320。カリッと揚がってるのは自家製なのでしょうか?煮おろしといいつつもそれほど煮ているようでもなく、揚げだしとの合いの子みたいな感じがしました。厚揚げ好きにはたまらない一品。



 ふんわり親方さんが次に予約をしていたお店は糀谷という京急線で隣りの駅なのですが、京急蒲田とJR蒲田(鳥万はコチラの直ぐそば)ではかなりの距離があります。ということで親方さんの採った秘策とはなんとにこけん初のバス移動。テンションの高い10人が(副会長さんは自転車移動)バスの後ろを占拠してワイワイガヤガヤ。酔っていたとは言えお騒がせ致しましたm(_ _)m。バス停でいうと5つ目で降ります。
 親方さんのブログでも見たことのある『まつざか』さんというもつ焼き屋さん。元はお肉屋さんだったそうです。どんなお店なのでしょうか?我々が到着してほぼ同時に楽笑さんも到着。これで今日のメンバーは総勢12名集合です。


 コチラのお店には、ぽぱいさんがたっての希望でレガッタという飲み物を飲んでみたいということで、来たのです。皆も興味津々で全員が注文。ウィスキーの烏龍茶割の飲み物でマドラーの代わりにポッキーが入っています。初めて飲みましたがどういう訳だかウィスキーの癖が抜けて口当たりが良く後が怖そうな飲み物でした。


 看板にもつ焼き・とんかつのお店と書かれていますが、コチラのお店魚の刺身も新鮮なのです。先程の鳥万さんとは明らかにベクトルの違うハイレベルな刺身で、マグロ中トロ、大トロ、イカホタルイカが盛り合わせになっています。普段は大トロは口にしないのですけれども、非常にネットリしていました。これだけでもよそではかなりの値段を取られそうです。


 ガツ生。ボイルしてあるので生といっても安心。細く切られていて、大量の酢と青海苔を入れてよく混ぜます。チョッと醤油をかけてもそのままでも。酢がそれほど気になりません。青海苔の風味が良い具合になじみます。



 煮込み。こちらのはオーソドックスな味噌味のモツの煮込み。ここまでで食過ぎてしまったためかあまり食べられませんでした(泣)。


 肉にこだわりのあるお店ならではの牛肉を焼いてもらいました。A5ランクのお肉は程好く柔らかく競うようにして食べ終えていました。開催地から住まいが離れているメンバーも多いので少し早めに終了。初めての参加された方々も楽しそうにしている表情を見て、にこけんの発展ぶりを感慨深く感じた夜でした。