続・下町めぐり〜浅草・煮込みストリートから一力で〜

小舟町 提灯

 前回の続きで。千束の商店街を抜けたところで、『ひさご通り』と書かれた門があります。折角ですから入ってみましょう。
 大きくはないですがチョッとした商店街で食べ物屋さん以外にも雑貨屋さんや色々なお店があります。その中でHさんのアンテナに履き物屋さんが引っ掛かりました。
様々な履き物の中でも日本伝統の草履屋さんのようです。オーストリッチ(型押し)やリザード(トカゲ)なんかもありますがまずまずの値段の履きやすそうな草履を入手して御満悦の様子のHさん。早速履いて、今まで履いて来た靴を紙袋に入れてもらって先に進みます。
 そこを抜けると間もなく煮込みストリートに繋がる道。自然とそこへ辿り着くように誘導します。 たくさんのお店があってどこに入ろうかと迷いますが、とりあえず全体の様子を見せるように狭い路地まで入ってみます。みんな初めて来た人たちばかりなので興味深く見ています。 お勧めのお店を聞かれても、なかなか決めかねてしまうのでエイヤッとばかり、お店の外で煮込みが美味しそうに湯気を立てていた『たぬき』さんに意見が一致しました。
 四人横並びでカウンター席に掛けて、早速煮込みを頼みます。コチラの煮込みは牛スジの煮込み。醤油ベースのようですが薄口なのか、それとも塩煮こみなのでしょうか?臭みは全くなし。四人で二皿を分けて丁度良い量でした(少し前に一人で食べたら結構な食べ応えがありました)。煮込み定食ならぬ煮込み定職もあるようです(謎)。
 ワタクシを除いた3人は先程の『丸千葉』さんでご飯物の〆を食べていないので、ここでおむすびを注文。写真を撮り忘れましたが、かなりのボリュームで予想以上の大きさに歓声が上がりました。ワタクシは塩らっきょうをつまんでサッパリ致しました。
 シシャモも頂いてお酒もなくなったのでお会計してもらいぶらりと夜の浅草の街へ。新仲見世を雷門方面に向かい正面から撮影。
 あまりにもありきたりですが、やはり王道ですね浅草に来たら外せません。何枚か撮影してから提灯の下を覗いて見ます。みなさん正面の写真を撮ったり裏側を振り返って見ることが多いと思いますが、下にはこのような彫り物があるのです。なかなか見事なものです。

 この提灯は松下さんからの寄贈で現在のものは平成15年に贈られたもののようです。
 仲見世は時間的にもう閉店の時刻で殆んどが閉まっていました。それでも人通りが少なくてかえって歩きやすいぐらいです。昼間ではこのように写真をのん気に撮っていたりは出来ませんからね。みんなの後を追うように、撮りながらユックリ進みます。



 ライトアップされた浅草寺ですが、久し振りに拝殿まで行きみんなで御参り。帰って来てPCで見て気が付きましたが、WBも何も調整していなかったので、上手く写りませんでした。それよりもブレたのが多くて使えない写真が多かったのですが(苦)。

 とりあえずメインイベントを終え、そのまま隅田川まで夜風に吹かれながらブラブラ歩いて行きます。若干寒いですが気持ちの良い晩で、どのみちタクシーで帰るつもりではありますが、ここまで来たら吾妻橋を歩いて渡りたいものです。アサヒビールの社屋を眺めながら夜のお散歩タイムと洒落込みます。
 Mちゃん♀はそろそろお友達が家に遊びに来ると言うので、橋を越えてタクシーを捕まえてMさん家方面経由で帰宅ルート。しかしMさんを降ろして別れた後、残った三人はそのまま帰るわけもなく(時刻はまだ20:00過ぎ)錦糸町の隠し玉『一力』さんへ向かいます。
  Kちゃん♀は初めてですが、結構気に入ったようです。とりあえずレモンハイ¥300とお新香¥150を頼んで、何をつまみにしようかと思っていたら、隣のオジさんが鮭のかまを焼いてもらっていました。前回も美味しそうだったのでこれに決めました。
 ただ焼くだけなのですけれども脂がのっていてみんな気に入りました。白いご飯が欲しいという二人は早速茶碗によそってもらい、今夜二回目の〆。若いって素晴らしいですね。
 ということで、昼の二時から始まった下町ツアーはこうして長丁場ではありましたが大変充実した内容のものとなりました。皆様どうもお疲れ様でしたm(_ _)m。