黄金町から曙町・伊勢佐木町から…

ビル


日ノ出町から先に進むと野毛の飲み屋街の雰囲気から次第に変わって来ます。高架の下をくぐると個性的なお店が出て参りました。ごく普通のお蕎麦屋さんの隣りに『そばだし専門店』というのがあります。鰹節だけではなく昆布や椎茸などの乾物が豊富に揃っていて、お隣さん同士、便利そうです。
 がま親分という凄いネーミングのホルモン屋さん。それでも佇まいはそそられるものがあり、今度はじっくり攻めたいと思わせるお店でした。
 更に進むと黄金町方面です。名前だけは知っていますがどんな所なのでしょうか?不景気なこのご時勢、景気の良い名前です。街角に警官の姿がチラホラ見えます。何かあったのでしょうかね。
 川の方(大岡川)から桜木町方面を振り返って。小さなお店が立ち並ぶ景観の向こうに高く聳え立つランドマークタワーの偉容。でもある意味浮いていますね。ワタクシは手前のゴチャゴチャした雰囲気の方が好みですかね。TVで見掛けた地域だなと、ピンときましたが最近では情勢が変わっているようです。
 そろそろ切りのいいところに来ましたので川を越えて国道16号線の方へ向かいます。そこは阪東橋というところでいつも仕事の関係で通り掛かっている交差点でした。自分でもビックリするぐらい遠くまで来ておりました。ここらで折り返しましょう。
 いつもは車から見掛けるだけの風景ですが今回はカメラを持っていますからこのような素晴しい建物が撮れるわけですね。『華楽』さんというかなり歴史のある中華料理屋さんのようです。中華料理と西洋料理の二枚看板のようでこういうお店のオムライスが意外に美味しかったりすると嬉しいのですよね。
 暖簾もただ一枚ブランと下がっているだけではなく、このように円弧を描いていてモダンな感じを醸し出しております。こうしたファサードは次第に減って来ていますね。とても残念な事です。やはり立体的に作る方が味があって良いのですが平板に作った方が効率が良いですから時代の流れとしては仕方がないのでしょうけれど。
 街並みはこのようなドキッとするような看板が目立つところ。車で走っていてこんな看板を見かけたらナニゴトカ?と思っちゃいますね。
 このような街並みも落ち着き(笑)を取り戻し、伊勢佐木町に入って参ります。ワタクシはその昔、初めてアルバイトをしたのが伊勢佐木町の中華料理屋さん(ホール)でした。なのでとても懐かしさがありますが、今は昔、そのお店は最早ありません。某大手ファミリーレストランに取って代わられています。

 それはそうです、目の前にあった伊勢佐木町のシンボルともいえる松坂屋さんも今は撤退し、駅前のマルイも今ではパチンコ屋さんになってしまっているのですから(驚)。それにしても人の賑わいはかなりなものです。
 横丁に入ってみますと憶えのあるお店もチラホラ。以前アルバイト先のお客さんに連れられて行った雰囲気の良い料理屋さんを探して見ましたが、どうにも見付けられませんでした。
 その代わりと言ってはなんですが、代わりに見つけたのがコチラのお店。その名も『オバマ』。いったいどういうセンスをしたお店なのか逆に気になります(笑)。
 とうとう関内駅まで来てしまいました。お隣の桜木町駅から真っ直ぐ来れば訳はない距離ですけれど、かなり遠回りしました。関内からそのまま馬車道方面、中華街へと行くのが今回の本来の予定コースでしたが、天気もあまり良くなくて、それに疲れてきたので次回に持ち越すことにしました。(まだ続く)