北千住の夜

馬のたたきも絶品♪@石井

 今改めて記事を書こうとして調べたら北極会(北千住を極めようとする会)で北千住を訪れたのはもう去年11月が最後。大阪に行ってしまったMintさんの存在があまりにも大きく、なかなか皆がまとまることがありませんなぁ(悲)。
 ということで北千住へは行っているのですけれども(相変わらず)、北極会ではなく会社の先輩(年下だけど)が北千住の先に住んでいるので、共に会社帰りの都合が良く時折暇を見つけては(いつも暇だけど)、北千住を訪れております。その先輩もかつて学生の頃、北千住のとある炉端の居酒屋さんでアルバイトをしていた経験もあるということで、ワタクシも北千住は大好きな街。お互いにもつ焼き好きというのもあり、異存はありません。
 ということでやって参りました、その炉端焼きのお店。強面のマスターが一人で切り盛りしていて、かつては二階や三階までお客さんで一杯だったというお店は、飛び込みではチョッときつい感じ。余り愛想はなさそうですが、やはりかつて働いていた先輩の顔もあるので全く問題なし。アルバイトの女の子も外から買い物からなのか帰って来て、瓶ビールを持って来てもらいます。エキゾチックな顔立ちの娘で、マスターからややきつい口調で何やら言われています。
 酔うまではなかなか写真が撮り辛いですが、ほやの塩辛をもらって日本酒モードになれば問題なし。ブロガー同士なら普通の光景でも、お店で料理の写真を撮っているのが先輩にとっては面白いようです。
 帰り掛けにマスターに聞くとそのアルバイトの子、本当の娘さんでした(驚)。全く似て、いやいやそれ以上は申しますまい…。
 その日は他にとあるバーに流れた後、ここまで来たらと目と鼻の先といっても良い場所でしたので、焼き鳥の名店『石井』さんに立ち寄ります。まあまあお客さんはいますが、もうピークを過ぎてL.O.前でしたので、すんなり座ることが出来ました。とはいってもお腹がいっぱいなので、レバ味噌ダレ若焼き(レア)で焼いてもらいます。合わせるお酒はいつものように伊佐美のロック。切子のグラスに殆んど口切り一杯で¥600は驚異的です(愕)。
♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪ また別の日。前回からは10日後です、またしても同じ組み合わせで。ワタクシはいつも会社へはバスで通っているのですけれど、都バスのバスカード(プリペイド¥5,000で¥5,850利用可能)を使っているので、電車に乗るには切符を買います。その切符を買い間違えて、都営新宿線から都営浅草線の切符を買ってしまい、半蔵門線経由で押上に行こうと考えていたら当然の如く改札で止められちゃいました(汗)。改札の駅員にいうと¥40円足りないから払うか、嫌だったらもう一度乗って馬喰横山で乗り換えろとのたまうのですが、その間も先輩は気付かずにトットと歩いて姿が見えなくなっていしまいました。しかしワタクシ、先輩の携帯の番号を知らないのです。
 結局¥40を払って事なきを得たのですが、先輩を追いかけ半蔵門線に乗り換えますが姿が全く見えず。それでも共通の知っている焼き鳥屋さんに行こうという話でしたのでとりあえず行ってみることにしました(結局彼は別のエスカレーターで待っていたそうです)。
 北千住まで結局連絡が取れず、『B玉屋』さんという目的のお店に急ぎましたが到着していません。会社の人に電話をかけまくって最終的に電話が繋がるともうすぐ近くに居ました。ようやく、合流してお店の中へ。もつ焼きではなく、鶏肉を使った焼き鳥のお店です。
 この日は軽くここでつまんで、『徳多和良』さんにお連れしたのですが、あいにく待つ人までいて、入れません。そこで筋向いの『藤や』さんを覗くと丁度うまい具合にカウンターが空いています。ほぼ鍋前で常連さん達と和やかな雰囲気。名物の煮込み串は¥80から¥100へと値上がりしたそうです。しかし聞く所によると、例のBSE問題による牛肉の消費量の落ち込みは『もつ』にも必然的に波及し、肉に加工しなければモツも当然供給されないということで、モツの値段自体40%上昇したそうで、値上げは致し方ありませんね。
 こちらの煮込みは一見醤油ベースに見える濃い茶色の煮汁、これが八丁味噌ベースなんです。八丁味噌というのは味噌汁を作る時に味噌を溶くのが非常に手間が掛かるのです。ワタクシは擂り鉢に一旦入れて出汁で少しずつ溶かしますが、そこでどうやって溶かすのか尋ねたところ、何もせずに味噌を入れといて煮込むと自然に溶けるそうです。煮詰まると少し水を足し、アクが出れば丁寧に取り除く女将さんが言うのだから間違いありませんね(ご主人は、そこのところアバウトだそうです。その日は不在)
 先輩にも気に入ってもらえて、何軒かバーに行った後トンコツラーメンで〆。
♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪
(←レバ若焼き味噌ダレ、塩) 
 さて一月半ぶりの北千住訪問。この日は(前日も錦糸町で一緒に飲んでいたのですがヽ(;´Д`)ノ)、会社で新小岩の『おばこ』へ行きたいという話になって、ワタクシも大変気に入ったので一緒に行くことにしました。ところが夕刻なんだか嫌な胸騒ぎがしてネットで情報を調べるとその日は、あいにくの休み。もうすっかりもつ焼きモードに突入していたワタクシ達は前日も錦糸町のもつ焼き屋『ニシキ屋』さんに行っていたので、どこか他所で、と考えていると北千住の『石井』さんで意見が一致しました。電車を乗り継いで、心は焦りながらも『石井』さんに向かいます。なにせあれから先輩も何度か足を運んでもいつも入れないのだそうです。
(←梅大根) と、相席でよろしければ、と4人テーブルが空いていました。もちろん座れればOKです。我々の後2・3分で二人連れの女性が四人で、とテーブルに折り畳み椅子の補助席を作って貰って満席、18:00チョイ過ぎです、ギリギリセーフでした。その後何度もお客さんが訪れては『ゴメンナサイ、今一杯です』とマスターに断られていました。
 焼き物は大振りなのでそれほど種類を食べられませんが(二人とも大食いではない)、それでも四種類ほど食べて少しお腹が膨れてきました。隣りの女性陣4名が注文していた梅大根というものが美味しそうなので、倣って注文。シャクシャク瑞々しい大根の拍子木切りに練り梅をつけて食べると口がサッパリして良いですね。最近ではキャベツのぶつ切りに塩ダレや味噌ダレ、古くからはキュウリに梅(梅キュウ)、キュウリに味噌(もろキュウ)というのが定番ですが、これもアリです、新発見です。それで食欲が復活して、馬のたたきを追加。馬は好きな方なので臭さというのは全く感じませんが、これもサッパリして美味しいです。やはりこちらのお店は一品がやや大きめなので一人よりも複数で来た方が多くの料理を楽しめます。それにしても隣のグループは相当食べてましたけど(笑)。梅大根のことから話が始まり、楽しい時間を過ごさせてもらいました。