川崎探検隊番外編・赤羽にて

つけ麺の〆

 ひと月に一回程度川崎方面に遠征して、格安料金で飲んだり食べたりして楽しむということを続けてきましたが、そろそろ一通り回ったかなということで、少し趣向を変えてみようと、別の地域にも目を向けてみることにしました。ワタクシがあちらこちらで飲んで帰って来ては、Mさんのお店で、今日は〜に行ってきたけど、あそこの街はヤバイよ〜、なんて感想を聞かせては羨ましがらせているので、その中でも行ってみたいという赤羽に今回はお邪魔することにしました。ついでながら、前日も一緒に亀戸天神に行ったYちゃんも一緒です。っていうか前日の方が偶然的な出来事で赤羽は前から約束してあったのです。
 仕事上がりに電車を乗り継いで赤羽駅に到着したのは18時少し過ぎ。少し待って3人で向かったのは駅前と言ってもいいぐらいの距離にある『まるよし』さん。もう何度か取り上げているので外観の撮影は無し。すぐ前の二人連れの女性がお店に入ろうと暖簾越しにお店の人と交渉している隙間から店内を覗くとギッチリ一杯。3人では無理かなぁと諦めて路線変更使用かと思った時に休憩から帰って来た店員さんに声を掛けると、少し待てば入れそう(ラッキー♪)。出るお客さんと入れ替わりに入れました。
 レバ刺し¥250を筆頭に串カツ、名物のキャベ玉、とり唐等とつまみながら、やっぱり煮込みも欠かせません。普通の煮込みではなく、ハーフというサイズではありますが、それでも少しずつつまむには丁度いい量。こちらのお店のメニューには幾つか普通サイズとハーフという設定があるので、一人客にも優しいお店なのです。こういう配慮が嬉しいですね。煮込みはオーソドックスで、食べ飽きないお味。コッテリもせず、サッパリと頂けます。
 各々、生ビールからチューハイに切り替えたり、ホッピーのお替りをしたりと料理を綺麗に片付けお会計。一体幾らか予想しましたがワタクシがニアピン、¥3,350(3人で!)のお会計で次なるお店へ。
 一本挟んで裏手にある『いこい』さんでモツ焼き(3本¥220)とお新香¥110をつまみにチューハイ¥180を飲めば気分も盛り上がるというものです。それにしてもスーツというより見渡す限り背広という言葉がピッタリな諸先輩方がギッシリです。
 Mさんが携帯で写真を撮ろうとしてお店の方に窘められました。そうです、お店の流儀というものがありますからね、どうもスミマセンでした、ワタクシも二回目で教えて上げれば良かったのですが、すっかり忘れていました。ということで写真は無し。反省もこめて2杯目のチューハイをお替り、ホウレン草おひたし¥110を追加してそれぞれ2杯目の飲み物を片付けて少し歩きましょう。
 本当は『まるます家』さんに行こうと思っていたのですが、あいにくこの日は電気が点いていません。どうもお休みのようです。ということで再び立ち飲みのおでん屋さん、『丸健水産』さんでしばし。どうにも今回は今までの総集編のような感じで写真を撮るような気がせずに飲んで食べるだけです。美味しいおでんをつまみに二十三区唯一の酒蔵のお酒『丸真正宗』を頂きます。
 他に赤羽の飲み屋街がどうなのか見てもらおうと、『まるます屋』さんの横を通って『OK横丁』をぶらぶらと。これだけキラ星の如く飲み屋さんがひしめくとどこに入っていいのか判らなくなります。グルっと回って『食べるどん呑めるどん』という変わったお店のネーミングに惹かれて入ってみることにしました。元気のいい掛け声の店員さんにこちらも元気をもらいます。ジャックダニエルソーダ割、ジョッキというのは初めて見ました。この日はドリンク全品半額というキャンペーンをやっていて、駄菓子のセットをつまみにしばし滞在、お会計¥990(なんと3人で!)というのも初めてでした。
 最後は最初の『まるよし』さんの隣りのつけ麺屋さんのつけ麺で〆。なんとこの日は五軒回って一人、5千円も使わない、という久々の川崎探検隊らしいケチケチ、それでも楽しい夜となったのでした。
 次回の川崎探検隊、川崎に戻るのか、それとも名前を改称して他の街へ訪れることとなるのでしょうか?どうなるのかワタクシにも全く判りません。