上野・御徒町二連チャン

提灯に惹きつけられます

 GWの最大の連休も終わり、仕事始めの7日。所用があって久々に御徒町へ出掛けることにしました。で、結局結論から言いますと、目的のお店はなんと定休日。ちっとも定休日のことは考えてもいなかったので、ガッカリ。仕方ないので(謎)飲んで帰ることにしました(嬉)。
 さてどうしようかと出鼻を挫かれた格好で、春日通りの『萬盛庵』の前でしばし佇むと、おお、そうだ『吉池』の直営、『味の笛』があるではないですか、久し振りに訪れて見ましょう。ガラリ、相変わらずの混雑振りですね、良い具合の諸先輩方にもまれながらも、奥の禁煙席を目指しますが昨今の喫煙家の減少で高倍率となっております。あっさり諦めて、カウンターでチューハイ¥200とマグロ・タコぶつ二点盛¥300を携えて、壁のカウンターの隙間に潜り込みます。いつも迷うのがコチラでは日本酒が充実しているのですが、一軒目で日本酒を飲むとヘロヘロ決定なのですね。ココは自重して、すっきりしたチューハイで通します。これまた格安のホッケの開き¥300とチューハイを追加してご馳走様、夏目さん一枚で気持ち良いのです。
 続いてどうしようかと思案している内に、自然と足は春日通りを帰り方向、東に向かいますと都営大江戸線新御徒町駅が見えて来ます。佐竹商店街の入り口でございます。写真の右側手前に見えるのが、新御徒町駅の出入り口です。丁度この裏側に何軒か居酒屋、焼き鳥屋さんがあるのですが、昨年末以来ご無沙汰の『ますみ』さんにお邪魔。地元の常連客さん方に愛される地元密着のアットホームなお店。 ホッピーはあいにく無いようなので、瓶ビール(大)を頼んでお新香¥300を注文。お店には悪いのですけれど先程のホッケが結構尾を引いているのです。それにしても¥300でこの内容、充実しております。キュウリはショウガとサッパリ浅漬けになっていて、キムチ、シバ漬け、ラッキョウ、タクアンとおよそお新香の代表クラスが勢揃いです。お店の『ますみ』とは長野の銘酒『真澄』からなのかお酒は当然真澄が置いてあります。どうもこの日は日本酒に心動かされる日ですね。
 ホワイトバランスの調整を失敗し上手く電灯越しの店名が写りませんでしたがこんな外観。隣にはもつ焼き屋さんもあります。決して多いとはいえないメニュー構成ながらも痒いところに手の届く、食事も出来るお店です。また今度一軒目に来ましょう。

 翌、8日。再び上野御徒町の駅に降り立ち、まるでデジャヴを見ているかのような錯覚に陥ります。当然です、前日と同じ電車で同じところに来ているのですから。
 前日定休日のお店で買い物をしようと思ったのですけど、その商品は季節ものということで品切れ!少し遅かったようです。またしても止むを得ないので(嘘)飲みに行くことにします。
 前日と同じパターンは嫌なワタクシなので、丸井の方に歩いて、立ち飲みの『たきおか』さんにお邪魔。前日の『味の笛』とはまた一味違った勢いがあります。またしてもチューハイ¥290とブリ刺し(天然もの!)¥200です。TVのニュースを見ながらしばしの休憩。でも立ち飲みですから次第に疲れて来て酔っ払う前に帰れるのが立ち飲みの良いところ。もう一杯のチューハイと、カシラ塩\220(二本)でサッと帰ります。帰ると言っても次のお店へ移動するだけですが。
 さてどうしようかと、いつものパターンなら『大統領』さんですが今回は新店発掘に出掛けましょう。丸井と昭和通りの間の通りを南(御徒町側)に向かうとチョッと気になるお店が。開け放たれた入り口からはさほど混んではいなくてスンナリ座れそう。『ひなどり』さんです。カウンターのひと隅に席を構えホッピーを注文。女性ばかり5人ほど厨房にいて全員海外の方のよう。

 
 お通しは鳥皮のポン酢掛け。これは最近すっかり定番になったかのようですね。何をつまみにしようか考える間もなくレバ刺し¥150の値段に釣られて注文。値段だけでなく内容が伴っていてこれは掘り出し物。これで文句は言えないでしょうという充実した内容です。

 胡麻油と酢醤油のタレが掛かっていて食べやすい大きさのレバーが五切れ。焼き物も一本から焼いてくれてそつのない内容に、また来ようとお会計を済ませ雨の降り出した夜道を駅に向かって歩き始めました。