思わぬミニこけん@中野

中野B級酒場

 昨日は仕事で亀戸に所用があり用が済むと、これは丁度良いとばかりに、最近お気に入りの『松ちゃん』へ赴くことにしました。(実を申し上げると月曜日には会社の先輩を連れて行き、先輩も気に入ってもらえたのでその先輩は翌日火曜日にも別の先輩を連れて行ったそうですが。)中一日での訪問で、ワタクシがいかに気に入ったかはお分かり頂けるでしょう。
 カウンターの片隅に席を構え好物の〆鯖を。〆具合はかなりレア気味でワタクシの好み。下手なお店だとこうした〆鯖も市販品を平気で切って出したりするお店もあったりしてガッカリさせられたりするのですけど、こちらのお店ではそんなことはなくきっちり自家製でございます。これで一人前¥350とは本当に申し訳なくなってしまうぐらいです。事実、これを見て隣のお客さんも追加注文しておりました(笑)。そりゃそうでしょうね。
 これも前回メニューで見つけていて気になっていた一品、金目鯛の煮付け¥350。こちらのお店全てが¥350という訳でもないのですが、¥300〜¥350のフードが多いです。それにしてもこの量、まさか一尾とは参りませんが、それにしても一人で食べる分には十分な量です。甘みもありしっとりした身で味付けも濃過ぎず丁度良い感じです。蛋白質が続きましたのでサッパリお新香を追加。

 先日の新御徒町の『真澄』さん程ではないにしても、これまた充分な量・バリエーションのお新香です。ショウガの甘酢漬けは口中をサッパリさせてくれて上機嫌。チューハイ3杯とこれら、お通しを含めてでアンダー¥2,000。毎日通っても懐が痛まない財布フレンドリーなお店です。
 そうしていつもながら亀戸の『松ちゃん』に満足し、ラーメンでも食べて帰るか、まだ早いんだからもう一軒行こうかと迷いながら錦糸町オリナス辺りまで歩いた時に、ふとポケットの中の携帯を見るとメールが楽笑さんから入っています。何事かいな?と思いながら開けるとこれからぽぱいさんと中野で会うから来ませんか?とのお誘いが一時間前に入っています。時計を見れば丁度待ち合わせの2分前。それでも錦糸町から電車で一本の中野です。真っ直ぐ行けば自宅まで数百メートル、左に行けば錦糸町駅北口と、間の悪いところにいたワタクシの足は左に曲がっていました(苦)。
 電車で20分ほど移動、中野に着く前にメールで教えてもらって『中野B級酒場』へ急行したワタクシでありました。以前中野でぽぱいさんとサシ飲みした時に訪れたお店であります。中野の駅を降り立ち、北口の飲み屋街を足早に急ぐのですが久し振りということもあり、こんなに先だったけかなぁと少々戸惑いながらも無事到着。階段を上ると居ました居ました、いつもの馴染みの顔です。
 こちらのお店、その名前に『B級』と付いている通り、B級グルメのメニューが多くて、ワタクシは苦手なモノばかりなのですが(失礼)、ホッピーといつもの仲間が居ればそんなことはお構いなし。何せお二人は気を遣ってくれるのですけれど、ワタクシも早二軒目ですからね〜♪珍味三点盛りというのを頼んでみました。鰹の酒盗、山あわびの味噌漬け?、名古屋コーチン(の燻製)といったところ。比較的綺麗に撮れました。それにしても昭和レトロ風のお店で、若いお客さんが多いのが印象的でした。


 ここ一軒で終わるような『にこけん』メンバーではありませんが、キラ星の如く無数にある中野の飲食街、どこにしようか迷ってしまい次のお店に決めかねているワタクシ達の目に飛び込んで来た、裏路地の奥に光る誘う(いざなう)かのように光り輝く提灯。『もつよし』さんというお店です。やや照明を落とした店内はお洒落で我々が入って良いのか素面なら戸惑うかのような空間。軽く酔った我々は問題なかったですけど(何か?)
 オニオンスライスのお通しにあいも変わらずホッピーで乾杯。本当に『にこけん』メンバーではホッピーはデフォルトの飲み物なのです。もしも無かったら大騒ぎするメンバーでも居るのかな?オニオンスライスに鰹節・削り節を纏わせたものは多く見掛けますが、こうしてシンプルなスライスに一味を振り掛けたのは初めて見ました。参考になります。
 このタレを掛けて頂くのですが、よくありがちなポン酢、土佐酢ベースほど酸っぱくはなく、良い具合でした。それとも掛けてではなく、浸けて食べるのが正解?そんな細かいことはどうでも良いのです、実際。

 『にこけん』ですからもちろん煮込みを。具はモツ、ごぼう、人参とオーソドックスな根菜類との組み合わせです。白味噌ですから甘目を予想したのですが、予想に反してかなりしょっぱかったです。器にも凝っているので次回に期待しましょう。これはあくまでも個人の好みなのでエラそうなことは言えませんが。
 妙に写真が大きくなっているのは気にしない方向で。どういう訳だかここら辺カメラが絶好調だったようです。キュウリの漬物ですが、運ばれて来た当初より最後に残った一片を撮ったりするのも味があります。

 お二人は城西ですから比較的近いですがワタクシは、これから電車で山手線横断しなくてはならないのでと、急かして〆のラーメン。来る時に見掛けて、これはまだ出来たばっかりだとお見受けした九州らーめんの『艶まる』さんにて。臭みも無くスルリと入る上等なラーメンを頂いて駅に急いだのでした。