新宿・モッツマン〜フランスにジャックされた山手線〜

AirFrance(ブレブレです)

 金曜日夕刻。ここのところ近場での飲みが多くなっているので、少し『出掛け』たくなり色々と迷いつつもお手軽に新宿に行くことにしました。五月の終わりに東村山に行って以来の『お出掛け』です。とりあえず仕事場の船堀から都営線に乗って『新宿3丁目』に辿り着くと、地下道を巡り、三越のところから地上に上がります。目当ての薬屋(OSドラッグ)でしばし。目当てのものは見付かりましたが、残念ながら手持ちが少なく次回持越しへ。こちらのお店、渋谷、横浜、上野にもある激安のドラッグストアです。共通しているのは各店間口が狭く奥行きがありいわゆるうなぎの寝床状態。それでも値段の安さは魅力的で知る人ぞ知る激安店です。
 さてそこから靖国通りを越え歌舞伎町を歩いていると、そういえばいつもスターを付けて下さるHoppymanさんの記事の中にモッツマンというお店が紹介されていたのを思い出しました。この間映画を観た帰りに三人で心惹かれたのですがやや気後れして入り損ねたので今回は行ってみることにしましょう。

 西武新宿線の駅前という抜群のロケーション。まだ陽の高い早い時間にも拘らず、店内半分以上埋まっています。カウンターはほぼ満席ですのでテーブル席にしました。テーブルにはカラーの布テープで線決めされており、基本的に相席の際はそこから出ないようにとの暗黙の了解の線となっています。


 まずはホッピーとレバ刺しを注文しましたが、看板に名物として煮込みも掲げられていますので『にこけん』のメンバーとしては頼まずにはいられませんネ。オーソドックスな味噌仕立ての汁には辛味が入っていてオレンジ色の汁になっています。
 内容的には白モツ以外にも、フワ(肺)が入っているのは最近多いようですが、ブレンズ(脳)が入っているのは珍しいです。きっと串物用に切って、端の切り落とし部分を煮込みに入れているのでしょうかね。
 最初混んでいたカウンターも空いてきたので移動を要請され、快く応じました。カウンターの上に並んでいたS&Bの七味唐辛子の瓶を眺めていたらフトしたことに気がつきました。『しちけん(七味及び七輪研究会)』としては見逃せません。瓶のラベルのデザインがこの二つで少々違うのです。ロゴがやや小さくプラの表示があるもの、とそうでないものと。ははぁん、発売の時期が違う旧タイプと新タイプなのかと推測しました。しかしこれは全くの勘違いで、表面と裏面の違いでした(恥)。
 一時間ほどの滞在でしたが、勢いのあるお店に元気をもらいお勘定は¥2,550。新宿の一等地としては安い方かも知れませんね。ホッピーの写真を添付したメールをにこけんのクラシック・メンバーに送信すると、楽笑さんから返信があり紆余曲折を経て渋谷で落ち合うことにしたので、山手線で移動。もう少しで降りるところで、再びメールが来て今回はご破算になってしまいましたが、再び新宿に戻って中央線に乗り換えるよりもこのまま品川周りで秋葉原に行く方が楽チンなのでそのまま乗っていました。
 何気なく釣り広告・車内の広告を見ていると妙なことに気がつきました。どういう訳だかフランスのプジョーの広告やエール・フランスの広告が多いのです。っていうか全てフランスに関連した広告ばかりです。電光掲示板の横、出入り口の横のガラスに貼られた広告も全てです。徹底しておりますね、驚きました。
 まさかとは思いましたが、液晶TVのコマーシャルまでの徹底振りに感心するやら。渋谷で楽笑さんに合うことが適わなくなってしまいましたが、こうしてゆっくり山手線に乗ることで意外な発見に繋がり、面白い夜になりました。