『可及』と『火急』

 朝仕事場に着くとFAXが入っていて、昨日の納期の品物をすぐに持って来て下さいとのこと。こちら側のミスなので、すぐに準備をして群馬・太田市までトラックで届けに行きました。
 ところでそのFAXに書かれていた文言ですが、
『下記部品6月22日で納期回答戴いておりましたが、納入されておりませんので火急に納入日のご連絡をお願い致します。』
 となっていました。赤字にしましたが、ワタクシは常々この『火急』という言葉は『可及』の間違いではないかと思っておりましたが、調べて見るとこういう言葉もあるのですね。

  • 火急:火のついたように、さし迫った状態にあること。また、そのさま。緊急。「―な(の)用事」 
  • 可及(可及的):及ぶかぎり。できるだけ。「―速やかに処理したい」

       Yahoo辞書による検索結果・検索辞書:大辞泉
ということらしいです。
ちなみにPCに『かきゅう』と打ち込むと『火急』は変換されますが、『可及』は『か・きゅう』で区切らないと変換されないようです。『火急的』というのは本来的ではないようですが(名詞の副詞化)、ネットで検索して見るとこのような使い方もされているようなので、その内一般化されてしまう日が来ることも考えられるようですね。