平塚へ・前編

平塚駅ビル ラスカ

 いつも当ブログにコメントを下さるItopさんからプチオフ会のお誘いがありました(コメント欄参照)。あちらこちらに飲みに出掛けたり、バイクで旅行をしているワタクシにとって神奈川、静岡あたりというのは近くて遠い場所。その昔初めて一人暮らしを始めた頃、住んでいたのは大船ですのでそこまでは馴染みがあるのですがそこから西の方はあまり良く知りません。ということで、近いながらもチョッとした小旅行気分でその日が来るのを待ちました。
 昨日15時。錦糸町からJR総武快速線に乗るべく家を出ました。総武快速線は東京駅で横須賀線にその名を変えます(乗り換える必要は全くなし)。そのまま南下し、横浜駅東海道線に乗り換えます。出発前にグーグルで調べたところ、丁度良い具合に快速アクティー熱海行きに乗れるということなのです。快速アクティーは記憶では一時間に一本程度の快速普通電車です。藤沢を過ぎた頃、昔学生時代にそういえば友人と二人で海に出掛けたことを思い出しました。二人で出掛けるほどそう親しくしていた記憶は無いのですが(もっと大人数でつるんでいた)、何故か二人だけで海水浴に出掛けたことを不意に思い出しました。それと不思議だったのは、『快速』アクティーに乗ったはずなのに、平塚まで各駅に停まったのです。快速の意味とはなんぞや?そんな疑問でモヤモヤしながら平塚駅のホームに降り立ったのです。
 まずは改札口を出ると駅員さんに帰りの最終電車の時刻を確認。
そこまで調べて来ませんでしたから(23:04の東海道線で戸塚へ行き、戸塚から横須賀線総武快速線というのが最終)。
 西口の方へ行かなければならなかったのですが、降り立ったホームの目に付いた階段を上がるとそこに表示されていたのは北口・南口の表示。地図を頭に思い浮かべ、南側に海があるのだから北口だろうと階段を降りて行きました。出たのはどうやら東口の北口だったようです。 
 バスターミナルのあるそこそこ大きな駅前です。駅ビルのラスカとその横にはウメヤという百貨店らしきものがあります。
 そこから線路と平行に商店街・繁華街が続いているようです。とりあえず通り過ぎて駅前のメインの北に伸びる通りまで出てみます。とはいってもワタクシにとって特に目ぼしいものもなさそうなので、戻り方向で、どうしても気になるまんじゅう屋さん。

 『都まんじゅう』というらしいです。自動化された機械で出来上がるまんじゅうも良いのですけれど、これから飲み会ですからグッとこらえて。それにしてもこの佇まい、渋いですね(好)。
 最初は見逃していましたが、もっと渋いお店が。『柴善』というお店です。夏場だからか、開け放たれた入口に掛かる暖簾のお陰で中までは見通せないのですが、実に心惹かれる佇まいです。これでこの後に飲み会が無ければ早速入ってしまいそうなのですが、それでは本末転倒なので、我慢我慢(やや涙)。辺りには華やかに装飾されたチェーン系居酒屋、飲食店がズラリと居並ぶ中、チョッと異色な飲兵衛心をくすぐるお店でした。

 そのまま繁華街の通りを進むと、目標物としていた太古の湯を目前にして、これまた何とも心惹かれる『鳥竹』という焼き鳥屋さんから、鳥を焼き上げるもうもうたる白煙が吐き出されています。清々しい白い暖簾に大きく『鳥竹』の黒い文字が潔いですね。これまた要チェックのお店のようです。
 記憶してきたとおりに、太古の湯を見つけ、大きく立ちはだかる南北に伸びる通り。線路方向にチョッとした通路がありますが、ふと振り返ると市民プラザ前という信号のある交差点。失念していましたが、太古の湯の並び、という今回の会場である『ホルモン てつ』さんを発見。交差点に行った方が近そうです。
 交差点の横断歩道を渡り時間を少し残して目的のお店を見つけた安心感からほんのもう少し、辺りをブラつくことにしました。振り返ると『平塚の七夕祭り』で有名な七夕祭りの飾り付けがなされています。何枚か写真を撮り満足するとお店の位置は把握しているので、グルリと大回りして一町角を歩いて見ます。さして何もなさそうでしたが、お店のある丁度裏手の方には少し賑わいが戻り、焼き鳥屋さんや、煙を吐き出しているうなぎ屋さんが立ち並びます。そうして時間丁度にお店の前に立ちました(続く)。