小岩エスニック・ナイト

パッタイ(タイ風やきそば)

 この間の土曜日。朝御飯をしっかり食べてしまったので、正午になってもそれほどお腹が空くわけもなく(そりゃそうだ、家でPCをいじっている位なのだから)、ズルズルと昼食を先延ばしにしてしまい、それでも中途半端な時間に食材を買いに出掛けてしまったのです。いつものように鮮魚売り場から眺めていくとこれまた随分と立派な鯖の半身が強烈にアピール。これを炭火で焼いて、と頭の中で構想が組み上がり、幾ばくかの食材と一番搾りの6本パックを買って帰宅。炭を熾しながら缶ビールをプシッと。

 炭もいい具合いに熾って、予め塩を振っておいた鯖にステンレスの串を打ち、いざ七輪の上にかざすと予想外に大きく鉄製の枠からはみ出るほどで、どうも目測失敗。仕方ないので焼き網の上で焼くことにします。焼き上がった鯖に軽く醤油をかけてビールのつまみに土曜の昼下がり、いい気分です。乾麺ですがうどんも二束、茹でて食べるともうお腹が一杯軽く眠くなって来て遅めの昼寝。目覚ましを掛けて起きたら辺りは薄暗くなっているものの、依然としてお腹は一杯。何も動いていませんからねぇ(苦)。
 すると、携帯電話を確認するとメールが来ていました。差出人は北極会のHさん♂。近々出身である関西の方へ転勤で(関東に来ていること自体が転勤なので戻るといった方が良いようですが)、その前にこじんまりと飲みたいと思っていたので、向こうからのお誘いのメールはむしろ有り難く、別のお誘いをお断りしてしまいました。19時に平井で集合でしたが、胃がとてつもない膨満感を感じるのでキャベジンを飲んでおきます。
 時間に少し焦りを感じながらも、平井駅に到着するとHさんも同じ電車で来ていたようです。
 平井では以前待ち合わせした時に、あいにく定休日を勘違いしていて入ることの出来なかった『豊田屋』さんもありますが、味にうるさいHさんをお連れするには少々気が引けるので、ワタクシの定番『十日町』さんへ。
 いつもは口開けに近い時間にお邪魔するので殆んど貸切に近いのですが、この日は全く予想とは違い混雑しております。卓は全て埋まり、カウンター席を詰めてもらい何とか席を確保したのですがこんなのは初めての体験。デジカメも持っていたのですがとても写す気にはなりませんでした。
 刺身盛りをつまんで瓶ビール(指定しなかったらスーパードライが来てしまった(涙)二人とも不得意なビールです)いると、隣にやってきた一人の客のタバコの臭いこと臭いこと。丁度風の流れでワタクシの方へまともに来て辟易してしまいます。混んでいるから仕方ないのですけど、遅めの昼食で食欲がないことに加えてこれはいささか辛かったです(泣く)。
 Hさんの希望で天プラ盛り合わせももらい、ようやく空いてきたテーブルに移ることが出来ました。

 Hさんとは北極会(北千住を極めようとする会)で過去に何度も北千住を始め、赤羽、小岩、四つ木と飲み歩いてきて、その話をつらつらとしながら話していますと、小岩のタイ・マッサージのお店の話になりました。いつもはマッサージをしてもらうだけなのですけれども、こちらのお店ではタイ料理も頂くことが出来るのです。電車で二駅ですから試しに行って見ることにします。

 
 改めて入って見ると実にエスニックな内装です。カメラの設定のせいなのでしょうか、証明がやたらとピンク色掛かっているのですけれど、それは気にしない方向で。




 まずはビールでシンハーを頼みました。ワタクシ、あまりタイ料理は詳しくはないのですけれど、それはHさんも一緒。二人でメニューを眺め頭を捻り、焼きそばのようなものを注文しました(この時までには食欲が回復していました)。一口、中華料理とも全く違った味付けで、いきなりアジアに旅行に行った気分になります。少し脂っこいですが食べやすいです。ナッツのトッピングで歯ざわりも楽しめます。


 もう一つ頼んだ、サラダ。パパイヤを使ったソムタムは知っていますが、これは味付けこそ似ていますけれど、パパイヤは使っていないようです。一瞬甘く、でも後からヒリヒリと辛さが忍び寄ってくる、タイ料理特有の味付け。これも後を引きます。結局この夜はこれで打ち止めでしたが、今度はもう少し人数増やして4人ほどで、お腹を空かせて攻めてみたいですね。