にこけん 夏の陣@新宿

思い出横丁

 昨夕は我らが『にこけん(日本煮込み研究会)』が開催されました。今回の幹事は久し振りにyochyさん、初期からのクラシック・メンバーであります。彼が選んだのは皆が集まりやすい新宿の地の、それも『思い出横丁』と綺麗な名前に現在はなっている、昔の名称では『ション横』の中のお店で『きくや』さんに集まることになりました。拡大の一途を辿って来た『にこけん』ではありますが、今回ブログを発信しているメンバー限定というシバリでメンバーが招集されました(なので今回誘われなかった方はゴメンナサイです)。

 いつも通り早く到着してしまったワタクシは思い出横丁をぶらつくことにしました。新宿という大都会のど真ん中に忽然と現れるこのような闇市の香りを残す横丁が存在するというのは、非常に興味深くTDLよりもワタクシにはワンダーランドなのです。開け放たれた入り口から呼び込みの声がひっきりなしに掛けられます。この後のお店が決まっているので、入るのは適いませんがもう少し時間があればどこかへ飛び込みたい気分にさせられます。
 
 元坊さんの記事の中でもよく取り上げられる岐阜屋さん。先に来ているかなぁと視線を飛ばして見ますが、見知った顔を発見できませんでした。しかしながら実際にはやはり元坊さんは来ていて自主的に0次会を行っていたそうです。

 少し時間を潰して今回の会場である『きくや』さんに向かいました。こちらにはパパイヤさんと二人で来たことがあるので、二回目です。間口の狭さ(失礼)からは想像できない二階の収容人数は22人ほどでしょうか。
 今回集まったのは先に述べたお二人の他に、ぽぱいさんA子さん姫さん蒼龍さん楽笑さんM代さんグルメッチー☆さんと不肖ワタクシの計10人(到着順)。

 先に集まった方から乾杯をしておきます。特製チューハイを皆さんは頼んでワタクシはいつものようにホッピーを頂くことにします。時間が経つにつれていつものように盛り上がってきました。手際良く幹事のyochyさんが注文してくれた中からまずはポテトサラダが来ました。ボコッと単純に盛り付けられているのではなく、その麓の部分が広がりつつ、上に向かってやや細くなり聳え立つように盛り付けられているのが特徴的。ギュッと押し固められてるようで中身が詰まっていそうです。ワタクシマヨネーズが駄目なもので、ポテトサラダというものは食べたことがないのですが、どんな味がしたのでしょうか?いつも写真を撮るだけでどんどん画像だけが増えていきます(苦)。


 今回は比較的早い段階で煮込みを注文しました。コチラのお店ではもつ煮込み¥450と牛すじ¥450の二種類が用意されていて、にこけん向きですね^^b。無論、両方とも注文します。いつものにこけんならではの光景です。各々がブログを発信しておりますし、カメラを携えているのでアチコチで撮影会が行われているのです。写真に一家言をもつ方は俄かに写真教室を開催しています。

 牛すじ(の煮込み)。大振りにカットされた牛筋は、色の濃い汁で煮込まれているにも拘らず、醤油の味が立つこともなく甘さとのバランスが丁度良く、ここら辺は長い歴史の中で培われてきたのが判ります。半割にカットされた玉子も味が染みていて美味しそうです。




 もつ煮込み。味噌仕立てのオーソドックスなスタイル。牛筋もそうですが時間が早いせいか、もう少し煮込まれている方が好みでした。これももつはプリプリと大きめにカットされていました。具はモツだけだったような、余り詳しくは検討しませんでしたので反省。






 流石に10名ともなると注文したものも到着と同時に撮影が済めば、どんどん消費されて行きます。豚肉の生姜焼き、野菜炒め、珍しい黒豚しゃぶしゃぶ氷鍋¥840なるものや、島らっきょう、串ものではカシラ、レバーを頂きました。焼き物は期待していなかった割にカシラは柔らかく、レバーは中がレア気味に残してある焼き方で非常に好印象。気がつけば22時半を回りそろそろご帰還の時刻。同じ方向の沿う龍さんと総武線に乗って無事に帰り着きました。