富山albis黒部店にて購入したもの

味噌汁の友・中華そば

 今回の旅でもキャンプをしながら旅をしたわけですが、キャンプというと夕方食料調達の為にスーパーへ行かなくてはなりません。これがまたその土地のものを見る良いチャンスでもあるわけで、こうした地域に根ざした食べ物・飲み物や調味料に興味のあるワタクシにとっては、旅そのものの目的のメインテーマでもあります。
 今回キャンプ一泊目は富山の園家山キャンプ場で、入善町というところにあるのですが、すぐ近くに流れる黒部川を越えて黒部の街へ入ったすぐの複合型のショッピングセンターを見つけたのでそこへピットイン。新潟発祥のコメリ(ホームセンター)も併設されています。スーパーはalbis(アルビス)という名前でした。

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 マップで見るとチューリップとなってるけど何ででしょうか?まぁそれは置いといて、いつものように醤油や乾物のコーナーを見ながら夕食の食材を買っていたんですけど、面白いものを見つけちゃいました^^v。
 金ちゃんヌードル¥118。生まれて初めて四国に渡った時に淡路島からバイクで上陸したのですが、徳島の鳴門から徳島市に入ってすぐのところで『金ちゃんラーメン』の文字が大きく書かれた工場のすぐ脇を通り掛かりました。これが金ちゃんラーメンとの初めての出会いでした。
 その日の買出しで金ちゃんラーメンの袋麺(5袋入り)を買ったのは言うまでもありません。オリジナルの『金ちゃんラーメン』
ではなく『徳島らーめん』の方をチョイスしたのは後になって後悔しましたが(基本を抑えておくべきだったかと)、徳島ラーメンというのを食べたことがなかったワタクシはそのネーミングに惹かれてしまったのでした。
 その後ウェブ上の情報などで金ちゃんラーメンには熱狂的なマニアがいること、徳島県のメーカーにもかかわらず、遠く離れた静岡県では当たり前のように売れている(売られている)インスタント麺であること、また沖縄でもかなりの人気を博していることを知りとても興味がありました。
 今回は金ちゃんラーメンのヌードルの方(カップめんタイプ)を発見出来ました。富山というのもまた徳島からはかなり離れているので不思議な気もしましたが、残念ながらヌードルの方だけで袋入りの麺は見付かりませんでした。
 日清のカップヌードルとほぼ同じような内容なのですけれども、外観上の大きな違いはポリエチレン(?)のカップであるか発泡スチロール製であるかということ。また実際に作ってお湯を注ぐ前に金ちゃんヌードルの方は別封のかやくと、粉末スープを開封する必要があるということです。
 初めて金ちゃんヌードルを食べましたが、比較的素直な味に感じました。これならば食べ飽きることなく人気商品になることも頷けますね。
 これは確か乾物のコーナーで見つけたと思いますが、『味噌汁の友』なる商品。¥188でした。どんなものかと裏面をよく読んで見ると、そのまんま味噌汁の具として入れるようです。以前読んだ太田和彦氏の本

ニッポン居酒屋放浪記 立志編 (新潮文庫)

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で味噌仕立てのどじょう汁にそうめんの束を入れるという常連客のエピソードが描かれていましたが、そのことを不意に思い出しました。また富山では味噌汁の具にきゅうりを入れるという、関東に住むワタクシにとってビックリするようなことが秘密のケンミンSHOWで取り上げられていたので、なるほどとメーカーを良く見ると三重県山庄食品工業というところでした。 三重県桑名市というところで、これまた富山からは離れた地のものですね。まぁ関東からしてみるとどちらも縁が遠い地のことですのでそのように感じるだけで、意外と三重と富山も大阪を中心とした関西を大きく囲む円周上にあるといえばあるので、流通上の関連性があるのかもしれませんね。それにしても『その手は桑名の焼きハマグリ』ぐらいしか知らないワタクシは、三重の桑名というのも行って見ないといけないという気になってきました。過去には愛知・蒲郡から大阪へ雨の中バイクで走行した時に近くの国道23号線を走っただけですから。
これは乾麺の中華そば¥168。ストレートの細麺で黄色み掛かった色です。内容的に見てみると小麦粉、食塩、カンスイ、クチナシ色素と割とシンプルに纏められた麺です。テントサイトで良く見直すとこれも『味噌汁の友』と同じ山庄食品さんの商品でした。うーむ、偶然とはいえビックリでした。三重と富山ここを結ぶ線は『山庄』がキーワードなのでしょうか?
■山庄食品工業株式会社
■本社・工場:三重県桑名市友村359-2
■TEL:0594-31-3531
詳しくはコチラ