赤色の調整

 ワタクシのPCでは画像処理のソフトをいくつかインストールしてあります。もちろんプロでもないし生来のケチですから、フリーソフトばかり。デフォルトの状態で入っていたのか、Adobe Acrobat Readerと一緒にインストールされてしまっていたPhotoshopの簡易版というのもプログラムの中に入っていましたが、デジカメ等から画像ファイルを入れると、ホイ来た出番でっか?とばかりに(なぜかインチキ関西弁)プログラムが起動してしまうことが多く(設定の問題ですが)、嫌気が差してアンインストールしてしまいました。
 今現在画像に関するプログラムとしてはウィンドウズのMicrosoft Office Picture Manager、Paintはもちろんのこと、フリーソフトJTrimGoogle系のPicasa3Pictbear2.0(Fenrir系)といったものをインストールして利用しています*1
 上記のそれぞれのプログラムは使用目的も違うために用途によって使い分ける必要がありますが、リサイズして画像を貼り付けたりするにはJTrimが非常に便利ですし、Pictbear2.0は様々な画像の加工がきめ細かに出来ます。Picasa3は少々起動が重いですけれども、簡単に色合などを変えることが出来ます。

 前回の記事でも使った写真を再掲。大森は蔦八さんの赤提灯の写真です。これは当ブログでの写真のサイズ設定で最大570px(縦横どちらか大きい方のサイズで)にJTrimでリサイズしてあります。基本的にワタクシはこのJTrimでリサイズすることが多いです。設定上Exif情報をカットしてあります。
 以前の記事の中でも申し上げましたが、ワタクシの所有しているサブのデジカメは赤い色がどうも薄くなってしまっているので、そこがどうにも不満。その後色々と試してみました。
 リサイズした画像をそのままJTrimを使って、『カラー』からプルダウン、『RGBの色合い』を開きました。極端な色合変更を避けて、赤を+5、青と緑を−5にしてみました。

 やや赤の色が改善されたと共に、オレンジのテントの部分もやや明るくなり全体的に赤みが増しています。

 更に推し進めて赤を+10、青と緑を−10にしてみました。これはやはり好みの問題もありますが、全体が赤の方向に引っ張られているのは当然といえば当然です。

 次はPicasa3で編集してみました。Google特有の"I'm feeling lucky"というボタンがあるので、『画像』からプルダウン『編集』のメニューを開いて"I'm feeling lucky"を押したもの。本当はまだまだ明るさやコントラストなど調整する機能は持っていますが、この"I'm feeling lucky"という調整は効果のあるものに対しては非常に有効なのです。今回は今ひとつその効果が現れていないようです。
 今までPictbearを使って来たのは、主にブログの写真アップの際に街撮りをしていて写り込んでしまった通行人の顔にモザイクを掛けたりというのが多いです。もっといえばクローンブラシという特殊な機能があるので余計なものを排除したりという便利な機能もあるのですが、ここではさておいて。モザイクを掛けるにはJTrimでも出来るのですけれどもJTrimではモザイクを掛ける範囲の指定は比較的ラフというか、範囲指定自体が四角いマスで行うので、丸や楕円、多角形といったものにモザイクを掛けるのには何度も少しずつ繰り返して行うかアバウトに四角で割り切るしかないようです。

 Pictbearでは『自由選択ツール』というものがありマウスをクリックしながらポインターで範囲を指定したい箇所をなぞるようにするとどんな形でも範囲指定が出来るので非常に便利です。今まではその機能をモザイク掛けにしか利用してきませんでしたが、この『自由選択ツール』の機能が色の変更の指定にも使えるのではないかと気が付いたのです。

 ご覧のように左側のツールバーから自由選択ツールを選んで、提灯をグルリと囲んでみます。拡大してなぞるもよし、やや小さいまま選択してもそれぞれやりやすいようにしたら良いと思います。

 提灯を範囲指定してみました。左上の方から反時計回りに囲んでみましたが、上の方では黒の部分があり左上の始点から右上の赤の切れるところで終点として指を離しても自動的に始点と繋いでくれる機能があるので楽チン。

 範囲指定が出来ればあとは『イメージ』からプルダウン、『RGBの色合』や『明るさの調整』、『コントラスト』など様々な調整機能があるのでその中からR+20、G−20、B−20とし、明るさ−80、コントラスト145としたのがこの画像。まだまだ調整できますがこれでなんとか少し良くなってきたんではないかと思います。やる気と時間さえあれば個々についての色の変更も可能ですね。

*1:他にはGIMPなども有名ですけれども、インストールしてもパッと見で今ひとつ使い方が判らなかったのですぐにアンインストールしてしまいました