横浜遠征〜関内・伊勢佐木町方面〜

ねぎま230

 昨日は久し振りの横浜遠征。前回は2ヶ月ほど前ですからまだ秋の真っ只中でそれほどの寒さを感じるほどでもなかったのですが、今回は数日前からの寒気の影響でどっぷり冬の横浜遠征となりました。
 いつものように仕事上がりに待ち合わせの関内駅に向かうのですけれども、遠征をすると飲む時間が限られてしまう*1ので、今回も定時より30分早退して関内駅に向かうのでした*2

 待ち合わせの18:00過ぎに予定通り到着、Mさんが少々遅れるというので駅前を撮影して時間を潰します。しかし南口の方は見ていませんが、どうにも関内駅の表示が良い具合のものが見付からずに地味な印象。もう少しハッキリ大きめのものがあると良いですね、写真を写す側としては。プラットホームで駅名を撮る方が遥かにわかりやすい写真になりそうですが、改札口を出た後ではまさに後の祭りです。

 改札口を背に左に折れると馬車道側に出ます。それほど大きいとはいえない駅前。チェーン系の居酒屋・飲食店が多く目に付きますが、『CERTE』という駅に隣接するビルがあります。

 尾上町交差点を臨んで。カラオケのビッグエコーの赤い看板が目立ち、建物自体に照明が煌々とついております。手前には日高屋のお店もあり、実のところ週に一回ぐらいの割合でこの交差点には車で通っております。*3
 ひと巡りして気が済むと、再び改札口を出て来るMさんを待ち無事に合流。すぐ近くに待ち合わせのグループも居ましたが忘年会シーズンならではのものでしょう。

 事前に下調べをして来たお店を探して、伊勢佐木モール側に出ました。路上には思ったほどの人出はなく、頭上のイルミネイションとサンタクロースの衣装をまとった人影が季節感を醸し出しておりました。ワタクシがその昔アルバイトで初めて飲食店関係で勤めていたのはこの辺りでしたが、その頃の記憶にはこのようなイルミネイションが飾られていた覚えがありませんでした。
 探していた場所は前回訪れた『オバマ』の近くのようでしたので直ぐに判ると踏んでいたのですけれども、探せども全然それらしきお店が見付からず、グルグルとほぼすべての小路を、プリントアウトしてきた地図を片手にうろついて見たのですけれど発見できません。集合してからしばらく経ってしまい時間も過ぎて、寒さに弱いMさんもそろそろ中に入りたいということで一旦捜索は諦めてとりあえずどこかへ入ることにしました。

 立ち飲み屋さんですが良さそうなのと晩酌セットに惹かれて入ってみることにしました。『Ree's』というお店です。中に入ってみると両側の壁に長いカウンターが取り付けられており奥が厨房のこじんまりとしたお店。暖かい店内に改めて身体が冷え切っていたことを思い起こさせられました。基本的に焼き物と串揚げ、一品料理と大抵のものが揃っており、単価的には300円台が中心でしょうか、かなりリーズナブルなようです。でも表の黒板にあった晩酌セットが何といっても大注目なのでそれを頼むことにしました。

 喉が渇いていたせいもあり、ホッピーをチョイスしました。単品だと¥450ですからいかにこの晩酌セットがお得か判ります。温豆腐とは温めた豆腐にポン酢が掛かり万能ネギを散らしたもの。ハムカツは一枚記念に食べるとハムとは言っても押し固めたハム状のものに衣をつけて揚げたもの、スパサラはまぁ普通のものでしたが乾燥パセリを振りかけているところが健気です。マヨネーズ味ですから食べられずに残してゴメンナサイ。それらがセットで¥790とは今までで最安値のセットのような気がします。ホッピーの中¥200を追加して、3:1ホッピーにしてMさんも一杯目を終えて、中だけもらってホッピーを飲みました。どういうわけだかこのお店ではついつい食べて飲んでに気が取られて、料理の写真を撮り忘れてしまい残念。

 少しアルコールも入って身体も温まった二人は再び捜索を開始。一度通った道も含めて検証し目印のビルをようやく発見、しかしそこには目当てのお店は見付からず、その一丁角をグルリと回ってもそれらしきお店があったと思える場所も見つけられず。

 つと、少し向こうに赤提灯(一番上の写真参照のこと)が見えるのでそこへ向かってみました。そこにはこのような衝撃的な立て看板が出ており信じられないようなことを謳っているのです。『ネギマ 2本で 30円!』今まで色々なお店を見て食べて飲んできましたがこんな価格は初めてです*4
 そんな訳がないだろうと入ってみることにしました。チョッとカフェっぽい作りの店内は予想外でしたが予約客のテーブルセッティングもされていますのでそれを避けてテーブル席に着きました。

 聞くとお店はまだ10月にオープンしたばかりで『『ねぎま230』というお店で、他に関内の相生町にバー、横浜西口にここと同じような焼き鳥屋さんを出しているとのことでした。本当に2本で30円のねぎまをやっているとのことですかさず注文、瓶ビールを飲みながらメニューを吟味しながら焼け上がるのを待ちます。他のメニューはどうかというと割りとしっかりしたお値段で、やはり『ネギマ 2本で 30円!』というのはお客を呼び込むものであってそれだけではさすがに商売になりませんよね。
 到着したねぎまは、ご覧の通り立派なもの。予想ではネギの間に鶏肉が挟まっているねぎまかと思っていたのですが、予想を遥かに超える良い意味で裏切られました。海外で刺した冷凍物でもなさそうで、本当にお得なねぎまでした。

 お通しで出たぶつ切りキャベツもパリパリしていて自家製の味付け味噌がはまります。これで出るのはさすがに悪いのですが、これ以上フードを追加するとこの後に影響するので、二人で協議した結果ドリンクを追加。岩手の『岩鷹』と聞き慣れないお酒でしたので見せてもらうと『酔仙』というお酒を醸している蔵元のお酒でした。『酔仙』は以前飲んだ時に割りにゴツイ、腰のあるお酒という印象を持っていましたが、この『岩鷹』はそんな印象は微塵もなく実に飲みやすいお酒で好印象。二人はまた良いお店に出会えて満足し次を目指すのでした。

*1:移動に時間が取られてしまう

*2:もうホントバカ

*3:この道を北へ行った吉野町方面の加工屋さんへ品物を運んでいるので。

*4:錦糸町のぐりどっちんというお店では本日のサービス品として日替わりで刺身や普通の量の料理を¥10で出していることはあったが今でもあるのかは不明。