横浜遠征3〜野毛にて〜

キタナシュラン 認定証

 野毛の地に辿り着いた我々は、いつも桜木町の駅方面からやって来るのとはまた違った側面から野毛の街に入り込みました。

 横断歩道を渡りながら目に付いたのは『養成軒』という赤い看板が目立つお店。てっきり中華料理のお店のように見えたのでここらで中華も悪くないなぁと思いつつ近付いてみると、『ろばた焼き 和風料理』と書かれているのでどうやら居酒屋かそれに類するお店のようです。

 お目当てのお店は『満州焼き』が名物のお店だったのですけれども、既に時間も遅くなって来ていて片付け始めてるお店もありそこも例外ではありませんでした。また別の機会にトライしたいと思いつつ、少し歩いて見ると記憶にないようなお店が出現しました。『立呑み ぴんぴん』さんです。外観の写真を撮っている間に、Mさんが外に出ているメニューをチェック、豚の角煮が良さそうとのことで早速入ってみることにしました。*1
 入ってみると先客はお一人、目一杯入ったとして12・3人といったところでしょうか、暖かい店内が心地良いです。いささか酔ってきた勢いで前からありましたか?と聞くとまだ今月10日に始めたばかりとのことで、道理で見掛けた記憶がない訳です。

 棚に並んだお酒の一升瓶に巻かれたお祝いの熨斗紙が初々しさを醸し出しておりますね。
 Mさんが目当ての角煮を注文し、それぞれドリンクをオーダーします。ワタクシは当たり前のようにホッピーです。壁に貼られたメニューを眺めてみると、角煮はもちろんのこと『みそぶたかつ』というのも気になります。

 角煮¥300。箸で簡単に千切れるように柔らかく煮てあります。添えられているのはカラシとガリというのは珍しいですね。サッパリと煮てあるので口の中が脂っこくなることもないのですけれども、ガリというのは相性が良いようにおもいました。そこで『みそぶたかつ』も追加してみると、こちらはそれほど厚みのない豚肉をカツにしたもので上に乗っている味噌が八丁味噌ベースで甘めのソースになっています。これはこれでありだと思いました。聞くとマスターは37歳、これまでも料理人でやって来て初めて自分で出したお店だそうです。今後も注目していきたいお店です。
 そろそろ時間も押し迫り、ワタクシは先程火がついてしまったので中華でもと思いつつ表通りの『三幸苑』さんを目指すのですが、既に閉店時間。仕方ないといいつつも以前も訪れた『三陽』さんに入りました。

 入口近くでお客を呼び込みながら『当店の一番人気は餃子だよ』とご主人が声を掛けます。そりゃぁ来る人全員にそう餃子を勧めていりゃ一番人気になるわな、と苦笑を堪えつつ餃子はやぶさかでないのでビールと餃子を注文し麺を検討します。二人とも少しつまめれば良いので料理は二人で一人前で良いのです。ところがこのご主人、二人で来た客には1.5人前もあるよと餃子を大量に売り込むのです。


 餃子は皮がパリッと焼けていて確かに名物になりうる一品。これならば一人前食べても麺類も食べられるというもの。一人前7ヶで¥400でしたが、他に運ばれて行く皿を見ると1.5人前というのは10ヶのようでした。*2これならば麺も食べられるようだと追加注文したのがチョメチョメ麺。

 『ジンギスハーンもいきり立つ ぼくちゃんのアイドル』というキャッチフレーズで登場の『チョメチョメ麺(塩味)』。ただ単に前回『チンチン麺(塩味)』を注文したので同じ塩味でどう違うのか検証したかったのです。
 見た感じで同じ塩味でも『チンチン麺』よりもやや濃い目の色合いで、ニンニクの強いタンメンといった趣のそれとは違うことが見て取れました。実際に食べてみると塩味もさることながらやや甘味も感じられ好みや気分によって注文したりしなかったりですね。そういえばこちらのお店の基本のラーメンも食べていないので今度は挑戦してみないといけませんね。

 すっかり満腹になり終電時刻も近付いていて焦るはずなのですけれど酔った二人はチンタラ桜木町の駅に向かいます。途中見掛けたお店。飲み放題が¥800とは安いですね。他でも¥1,000ぐらいの看板表記は見掛けましたのでこの辺りは安いのかもしれませんね。そんな発見もありつつ今回の関内・桜木町めぐりは無事終了。まんまと電車で眠りこけた二人は千葉行き最終電車錦糸町で、長めの停車時間に救われて無事に降りることが出来ました。危うしお二人さん^^ニャハ。

*1:って後で勘定してみるとこの日立ち飲みは四軒目でした^^;

*2:細かいようですが単純に1.5x¥400で計算されると0.5ヶ分の損になりますね。