神田界隈そぞろ歩き〜秋葉原にて終着〜

 『かんだ やぶそば』さんのある、本物の歴史の重みを感じさせる界隈を堪能した後、昌平橋を渡りいよいよ秋葉原の地に到達。今回はこうして街歩きをするだけが目的ではなく、電子工作部品を買いに来るというのももう一つの大きな目的なのです。昔は秋葉原といえばこうした電気・電子部品を取り扱うお店がズラリと軒を並べ、オーディオや無線用品を扱うマニアックなお店の集合体であったはずが、今ではそうしたお店はすっかりメインの座を明け渡し、PC関係を扱うお店、アニメ関係のお店、コスプレという言葉がもはや一般化しメイドという言葉もすっかり定着したそういう類のお店が幅を利かせておりますね。大型の電器店はもはや時代の波に取り残されております。
 いくつものお店を巡って希望の品を買い求め、それに付随しつつ関係ないものでも何だか欲しくなってみたり。オーディオショップでは下手に試聴したりすると本気で欲しくなって購入の算段を考えてしまう羽目になるので敢えてせずに済まします。いや、先述した通りオーディオの部品屋さんを巡るといささか往時の勢いを失ったとは言え、マニアックなニオイをプンプンさせておりますね。

 すっかり暗くなった頃、万世橋を渡りながらパチリ。石丸電気も角にあって目立つ存在ですけれど、こうした大型店もいまや貴重な存在になってしまっていますね。特に買い物をしたことがないですけれど、時代の潮流に乗り切れなくなって、こういうお店がなくなってしまったとしたら、それはそれで詰まらなくなってしまうのかも。
 
 反対側を振り返って、肉の万世。もはやこれもお約束の光景です。ところで一度も入ったことがないのはどういうこと?

 万世橋を渡り、向こう岸の通りを昭和通り方面に歩くと少しオーディオショップの固まる地域が出て参ります。テレオンとヒノオーディオさんです。ヒノオーディオさんはかつてJBLのツィーター(2405Hの最終モデル)を購入したことがありますが、殆んどあまり他には買い物もせず*1に、店員さんからオーディオを教わったりしております。地階へ行くとまた小一時間は直ぐに経ってしまうので今回は控えておきましょう。

 もう少し進むとこれまで見当たらなかった手打ち蕎麦のお店が目に付きました。えーと、達筆すぎてお店の名前、読めません。『一』までは判りますが、下の名前は『田酒』の酒の字のようにも見えるのでそうかもしれませんが、迂闊なことは言えませんね。
 蕎麦が¥800からとは結構なお値段。この日は禁酒日ですので入れずに指を咥えて外から写真を撮るのみ。それにしてもこんな場所で、と思ったら道路の向こう側にも新しくお店が出来ておりました。

 後で写真を見返しても肝心な最初の文字が読み取れず残念。立ち食い蕎麦・うどん屋さんがやっている夜は居酒屋さん。いやぁこれはまた魅力的なお店が出来たものですね、今度禁酒日でない時に来て見ましょう。この通りは問屋さんも多いので飲食店は少なかったのですけれど、少し活気が出てきたようです。こうしてお店がどんどん増えていくのは消費者側としては嬉しいものです。お店の方々大変でしょうけれど頑張って下さいね。

*1:細かいSPユニットを買ったりはしておりますが